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更新日付:2025年2月14日 / ページ番号:C119256
日時 |
テーマ |
講師 |
1月15日(水)~24日(金) |
バングラデシュからさいたまへ紡ぐ話 |
平間 保枝 さん (サクラモヒラ代表) |
・サクラモヒラのプロジェクト紹介。日本での店舗は、大宮駅東口に構えている。
・メインはナラヤンプール村の人たちで、現在では独立して村にショップを開いている。布を織る工房、染織工房、テイラー等も何年も一緒にやっている仲間でそれぞれに技術を持っている。
・最初は商品にならなかったが、ダッカの研修所でトレーニングをするようになり、いいものを見て花開いた。村での雇用も作り、村の人の希望や誇りになっていると感じている。自由にのびのび働いて、売り上げが生まれるというのはプライドにつながる。
・今後はリーダーを中心にして組織を作り貢献していってもらいたい。そのため依存心が出ないように現在は少し距離を置いている。貧しい村だが世界に何か波紋を投げるような、そこからプライドを持って発信していける存在になってほしい。
・途上国の中で貧しい教育のない農村の女性たちは自分たちの力を認めてもらえない。もし力を持てば国にも影響を与える。いい仕事ができれば外国人も評価してくれるのでは。
・プロジェクトが終わったわけではないし、したい事はまだある。日本の人も自信をもって世界の中に出ていってほしいと思っていると締めくくられた。
・最貧国に対する対応で、こちらが考えることと現地の人間が思うことのギャップというのが存在するとのお話があり、やはりどのような領域でも現地でしかわからない状況がある、ということを再認識させていただきました。
講師の方の熱い思いや行動で、プロジェクトが大きく成長しているのは素晴らしく感じました。
・奨学金のお蔭で大学の先生になれた男性の写真を紹介されたとき、同じ奨学金で看護学校で学んでいる女性も紹介された。手仕事の工房の入り口のようなところでprofesor○○と書かれたドアの前で誇りをもって立っている女性も紹介された。女性の場合、大学の先生ではなく、看護学生や手仕事の親方のような仕事で喜んで誇りを持たなくてはいけないのだろうか。またまわりはそれに合わせなくてはいけないのだろうか。平間さんが「貧しい村からプライドを持って何かを発信してほしい」と言われた。プライドを持ちつつ、貧しい村とは別の世界に高いレベルで適応するのは難しい。だがこの講義は楽しく視聴できた。
・30年関わって仕事を生む活動をされていることに敬意を評します。事業でも収益も上げていらっしゃることは簡単ではありません。最後に平間さんが今まで関わってきた方々が農村出身で地位が低いけれど自分に力があれば外国人が認めてくれるから頑張ってほしいという話が印象的で、女性にも希望があるといいなと思います。講義の中でもう少しバングラディシュのカースト制度や、宗教、ジェンダーギャップ、女性の待遇、などバングラディシュの全体像がわかるお話もしていただけると理解が深まったと思います。私はバングラディシュについて詳しくなく講義が終わってから、色々調べお陰で勉強になりました。サクラモヒラのサイトも興味深く拝見しました。
市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター
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