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更新日付:2024年7月22日 / ページ番号:C115664

【報告】令和6年度男女共同参画週間記念事業

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hedda
 

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6月3日(月曜日)から30日(日曜日)まで

ジェンダー平等ってなんだろう?

一人ひとりが幸せに暮らせるHappyな考え方

アルテイシア さん

(作家)

講義内容

・最初に、ジェンダーは女性の問題と思っている人もいるが、みんなの問題・命に係わる問題だと話す。

・日本は社会を作る側に女性が少なすぎる。北欧では小さい時からジェンダー教育・人権教育を受ける。ジェンダー後進国の日本で育つと感覚がおかしくなるため、学ぶ必要がある。ジェンダーは九九同様の必修科目。ジェンダー感覚を一度身につけてしまえば、考えなくてもわかるようになる。

・フェミニズムとは性差別をなくそうという考え方で、その対極にあるのは性差別主義者やそれを容認する社会の仕組み。ジェンダーとは社会的文化的に作られた性別。ジェンダーバイアス(性別に対する偏見や固定観念)は男らしさ女らしさといった型みたいなもの。型にはまらない人が叩かれ排除される世界は生きづらいから無くそうというのがジェンダー平等にしようということ。ジェンダー平等やフェミニズムは、個人の生き方や選択を否定するのではなく尊重しようという考え方。ジェンダー平等な社会とはみんな違って当たり前の社会。

・性差別の強い国や環境で生きていると差別に気づきづらい。差別があることに気づけないのは感覚がおかしくなっているということ。日本が家父長制であるのは命や安全を脅かしているがこれは政治が大きい。政治に無関心でいられても無関係でいられる人はいない。

・幸福度ランキング上位はジェンダー平等の進んでいる国。ジェンダー平等やフェミニズムというと権利を奪われると感じる男性が多いが、そうではなく男性も奪われた権利を取り戻すこと。マイノリティが差別されない生きやすい社会は、みんなの人権が大切にされるみんなが生きやすいみんながハッピーな社会。

・フェミニズムを学ぶことは人権を学ぶこと。解像度が上がり世界がよく見えるようなるので、嫌なものも見えてモヤモヤすることも増えるが、アップデートできている証拠。パーソナル・イズ・ポリティカル(個人的なことは政治的なこと)はフェミニズムの大事なスローガンで、しんどいのは自分のせいじゃなく政治や社会のせい、そう思えると自責が軽くなり、政治や社会に興味を持てるようになる。

・自分が傷つかないための様々な言葉の護身術を紹介。

・ジェンダーについておしゃべりしてみることを提案して終了。

受講者の声

・アルテイシアさんの平易でユーモラスな表現に最後まで飽きることなく、楽しみつつ学ぶことができました。また、フェミニストに対する世間の見方を変え、世間がフェミニズムを受け入れやすくなるような貴重な視点を提供されているのが良いなと感じました。(一部抜粋)

・歯切れのよいアルテイシアさんのお話に膝パーカッションでした。アルさんの視点や事例は独特で、本当に納得することが多いです。
できれば双方向でのやり取りがしたかったです。

・「フェミニズム」の定義を認識し間違えていたなと気づきました。自分の中のマイクロアグレッションに敏感になり修正し続けなくてはいけない、政治は自分事として見つめ参加しなければいけないと思いました。ありがとうございました。 

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電話番号:048-643-5816 ファックス:048-643-5801

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