ページの本文です。
更新日付:2023年3月20日 / ページ番号:C096271
回 |
日時 |
テーマ |
講師 |
1 |
令和5年1月12日(木)~ 1月22日(日) |
ドラマ制作の背景を知る |
梁・永山聡子さん ( 成城大学グローカル研究センター研究機構客員研究員/立教大学兼任講師 ) |
2 |
2月2日(木)~2月12日(日) (予定から日程変更がありました。) |
現実を映し出すドラマ?ドラマを創る現実 |
第1回:ドラマ制作の背景を知る
現在の第4次韓流ブームは、ドラマより先に映画が社会的問題、歴史的問題を捉えていた。そしてKカルチャーにはジェンダー平等、フェミニズム、ダイバーシティー、グローバル化の価値観、現在私たちが人権に基づく社会を作るために大事な価値観が無数に散りばめられており、支配からの解放を強烈に意識して作られている。韓国の放送作家業界は、近年フェミニズムやジェンダーの作品が多くなっていることにも関連して、担い手に女性がすごく多いが、意志決定機関の局長、係長や正社員クラスは男性である。韓国で民主化してきた言論の自由から、いろいろな形でドラマがジェンダー・フェミニズム化という一つの重要なコンテンツとして社会に埋め込まれており、ジェンダーに対する意識なしに韓国ドラマを理解することはできない。
第2回:現実を映し出すドラマ?ドラマを創る現実
時代ごとに韓国社会で起きたことや、韓国の民主化以後と民主化以前のドラマの違い等、当時の社会状況や制度、法改正や作品がどう影響されているのか解説。日本のドラマは概念重視であるが、韓国ドラマはエスノグラフィーに近い。韓国の視聴者はリアリティーへの追及が厳しく、アメリカのリアリズムの影響を多大に受けている。韓国にとってドラマとは現実を映す鏡であり、現実を数歩先にいく存在である。
・今まで韓国ドラマを見るときにジェンダーという視点で見たことはなかったので、視野が広がったように思います。(一部抜粋)
・歴史的背景などを詳しく知らず、途中難しく感じるところもありましたが、その分学習意欲が高まりました。(一部抜粋)
市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター
電話番号:048-643-5816 ファックス:048-643-5801