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更新日付:2022年10月28日 / ページ番号:C092354
日時 |
テーマ |
講師 |
7月6日(水) ~16日(日) |
コロナ禍と女性の労働~見えること・見えにくいこと |
蓑輪 明子さん (名城大学准教授) |
講座内容
1. コロナ禍での女性労働の現状
・学校の休校、保育施設の休園等により休業せざるを得ない女性が多いが休暇制度が未整備。
・国の様々な支援策を利用しない事業所も多く、利用しても正規職員対象が多い。
・サービス業、中でも宿泊・飲食サービス業、医療・福祉は、低賃金かつ長時間労働 非正規雇用は男女問わず低賃金だが、更に女性の平均賃金が低い。
・エッセンシャルワーカー等のケア労働者は女性が多いが、感染リスクが高い
・女性への影響が大きいが、男女問わず雇用保障の枠組みが進んでいない。
2. コロナ禍に対する国際的な対応・女性の貧困への措置
・医療労働者の保護
・無償・薄給のケアの補償(給食を家庭用に配達する等家庭を支える視点)
・エッセンシャルワーカーを支えるケアラー支援
・そのほかにドイツとの比較(休業補償が手厚い等)
3. ジェンダー平等を実現するには
・女性の労働力化は、サービス経済化に合わせて社会構築の遅れ、企業倫理の強さ
・ひとりでも生活でき、子育てできる社会標準が必要。
・男女を問わず、働いている人も、働いていない人も(働けない人も)、社会に役割を持って、互いに思いやりを持ち、助け合えれば、少しは明るい世の中になるのではないか。(一部抜粋)
・一人ひとりが、困った状況になったら、誰にでも手を差し伸べられ、いつでも再スタートができるような社会になったらいいですね。自分の周りから発信ということですが、政治を変えなくてはなかなか変化できないと感じる。(一部抜粋)
市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター
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