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更新日付:2020年3月27日 / ページ番号:C071306
日時 | 令和元年10月20日(日)第1部「日常生活の行いが防災につながる」 10:00~11:30 第2部「避難所運営シミュレーション」 12:30~15:00 |
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会場 | パートナーシップさいたま 会議室3 |
講師 | 西村 裕子さん(看護師/認定動物看護師、埼玉県災害支援ナース、防災士) |
第1部「日常生活の行いが防災につながる」
はじめに、講師の西村裕子さんによる講義が行われました。講義では、多くの避難所での支援に携わってこられた西村さんご自身の貴重な経験談を交えながら、「そもそも災害とは(避難警告と勧告との違いなど)」・「自助!そして近助!自宅避難を行うための備え(ローリングストックや、自宅強化、近助づくりについて)」・「知っておくべき災害時の法律や避難所の仕組み、ガイドライン」・「ペット同行避難」・「日頃からのリーダーシップ(男女共同参画の考え方や、災害時要配慮者をどう守っていきますか?)」などを多彩な観点からお話され、日常生活の一つ一つの積み重ねが、災害時に大きな力となることをお話されました。また、2人一組でのコミュニケーションのワークも行われ、日ごろ行われている様々な意思伝達が災害時には難しくなることを体験しました。参加者の皆さんは、楽しみながらも真剣に講義やワークに参加されていました。
第2部「避難所運営シミュレーション」
参加者で2グループに分かれて、「HUGゲーム※」を用いた「避難所運営シュミレーション」を行いました。参加者の皆さんは、刻々と状況が変化する避難所の運営を体験しました。シミュレーション後は多様な人々やペットが集まる避難所の運営に伴う困難、求められる工夫について様々な意見を出し合い、お互いの意見に興味深く耳を傾けていました。
※避難所HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。プレイヤーは、このゲームを通して災害時要援護者への配慮をしながら部屋割りを考え、また炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といった出来事に対して、思いのままに意見を出しあったり、話し合ったりしながらゲーム感覚で避難所の運営を学ぶことができます。
HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味です。避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられました。 (静岡県ホームページより)
・ペットの避難に不安を持っていたので、今日のお話はとても参考になりました。
・初めてのHUGゲーム、良い経験をしました。またやりたいです。
・実際の避難所の写真やお話が具体的でとても参考になりました。
市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター
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