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更新日付:2019年12月13日 / ページ番号:C068692

【報告】夏休み親子おもしろ科学教室

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日時 【第1回】令和元年8月24日(土) 10時00分~12時00分
【第2回】令和元年8月25日(日) 10時00分~12時00分
会場 プラザイースト 3階 第7・8セミナールーム
講師 清水 龍郎さん(埼玉たのしい科学ネットワーク 代表)

講義内容

【第1回テーマ】吹き矢で学ぶ力学-プラトンボ作り
 第1回目は、綿棒をストローの中に入れた吹き矢を作り、力学について学びました。ストローの長さを変えたり、綿棒の置く位置を変えたりしながら、綿棒をより遠くまで飛ばすためにはどうすれば良いのかを、一つひとつ仮説を立てて実験していきました。参加者の多くが「より遠くまで飛ばすことができるだろう」と仮説を立てたことが、実際に実験すると外れてしまうこともあり、実験の大切さを実感していきました。講師は、ストローの中にある間はずっと、綿棒に「押して押して」と力が加わり続け、加速するため遠くまで飛ぶと説明されました。その後、参加者自身も体験するため、綿球をタピオカストローに入れた吹き矢を作り、的あてゲームを行いました。
 講師からは、今日の講座で伝えたいたった一つのことは「力を加え続ければものはどんどん動く」ことであると伝えられました。これは吹き矢以外にも当てはまり、物理法則は変わらないと話されました。そこで、参加者全員がこの法則を用いた実験「プラトンボ作り」と「ブンブンゴマ」を作り、楽しみながら力学を学びました。
 最後に、「仕事も社会も力を加え続けるとどんどん動いていくものである」とメッセージが伝えられ、初日の講座が終了となりました。

夏休み親子おもしろ科学教室1

【第2回テーマ】○○○○ころりん-ピコピコカプセル作り
 第2回目は、色々な種類の缶詰や乾電池を斜面に転がし、転がる速さには何が関係しているのかについて、仮説を立てながら実験しました。参加者は、缶詰の直径が関係し、重さは関係ないのではないかと予想しましたが、実験することで直径も重さも関係しないことがわかりました。参加者からは、中身が関係しているのではないかとの声があがり、中身が液体と固体のものを同時に転がし実験すると、中身が液体の方が速く転がることがわかりました。
 講師から「第1回目では力を加え続けるとものは動くと伝えたが、今回は何が物を動かしているか」と問いかけられました。参加者からは、重力が物を動かしているのではないかと声があがりました。実際、全ての物は地球に引かれているため、斜面を転がる時は徐々に速くなっているのです。中身が固体の物は中身と外側を回す力が必要であるのに対し、中身が液体の物は外側だけを回せば良いため、必要な力が少なく速く転がると説明されました。講師からは、「物も人も、見かけではなく中身が大事。しかし中身はなかなか見えにくい。だからこそ、中身を見かけに表すことが大事なのです」との教訓が伝えられました。
 その後はピコピコカプセル(カプセルの中に鉄球を入れたもの)とそれを転がす坂を作り、不思議な動きを体験しました。講座の最後には、講師による紙芝居の読み聞かせが行われました。紙芝居はこの2回の講座での学びについて面白可笑しくまとめられたもので、楽しみながら振り返ることができました。

夏休み親子おもしろ科学教室2 夏休み親子おもしろ科学教室3

参加者の声

【第1回】
・力を加え続ければ物がよく動くということを実験をしてみたり動画を見たり自分で作ったりしてとても楽しく学ぶことができました。予想を立ててから実験することでとてもわくわくしながら勉強ができたし、とてもわかりやすかったです。(小・中学生)
・今日は押せば押すほど速くなるということが知れました。長い8本の吹き矢のとき、助走が長すぎて飛ばないと思ったけど、新聞を突き抜けるくらい威力が強くなったのでびっくりしました。(小・中学生)
・力学と聞いて、初めは身構えてしまいましたが、わかりやすく楽しく学ぶことができました。学生時代、物理は苦手でしたが、今日はいつの間にか夢中になって聞き入ってしまいました。(保護者)
・最後に力を加え続けていくことで周りが動いていくことは、社会においてもヒントになる教えをいただきました。明るく生活していきたいです。(保護者)

【第2回】
・最初は重さが違うと転がる速さが違うと思ったけど、どんどん実験を進めていくとまた新たな結果が出てきました。科学の面白さを体験できて良かったです。(小・中学生)
・実験の前には必ず予想を立て考えることが重要だとわかりました。体験しながら力のことに触れることができて貴重な体験になりました。(小・中学生)
・間違うことを恐れずにたくさん自分で考えて、その考え方を話してみる子どもになってほしいと今日思いました。中身をしっかり想像して見極めるきっかけを教えてくださり、ありがとうございました。(保護者)
・日常にある缶詰の転がり方一つで、へぇーとびっくりする、とても刺激のある学びでした。どんな場面でも自分の頭で考えて行動することは、大人にとってもこれから生きていく上で重要なことだと学びました。(保護者)

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