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更新日付:2026年2月3日 / ページ番号:C127156

学童保育指導員の処遇と労働環境の改善を求める要望書

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件名

学童保育指導員の処遇と労働環境の改善を求める要望書
 

受領日

令和7年12月3日
 

要望事項

 子どもにとって学童保育は、保護者の就労を支えるために、自らの意志と足で通わなければならない「生活の場」であり、単なる居場所ではなく、成長と安全を保障する極めて重要な事業です。
私たち指導員は、子どもの最善の利益を常に第一に掲げ、その思いを真摯に受け止めながら、一人ひとりが安心して過ごせる質の高い保育を提供するため、日々努力を重ねています。学童保育と指導員は、子ども・保護者双方にとって欠かすことのできない存在として、地域に深く根付いております。
 一方、さいたま市放課後子ども居場所事業は、保護者の就労の有無にかかわらず小学校区の全児童を対象とし、子どもが自らの意思で通うことを選択できる「居場所の提供」にとどまる事業です。学童保育の本質とは全く異なります。私たち労働組合は、両事業がそれぞれの役割を尊重しつつ共存し、地域の子育て環境を支える両輪として存続・発展していくことを求めます。本市においても学童保育と居場所事業は両輪であると仰っていました。
 しかしながら、本市は居場所事業の実施に伴い、学区内の複数ある学童保育が縮減を余儀なくされています。その結果、居場所事業のモデル事業の実施によって、実際に指導員の雇用が喪失されました。さらに、居場所事業と民設学童保育には保育料に大きな格差があり、保護者に公平な選択肢が提供されていません。この不均衡によって民設学童保育は選ばれにくくなり、結果として多くの指導員の雇用が失われる深刻な事態を招いています。
 これらは、地域で培われてきた学童保育の存続を揺るがす重大な課題となっています。本市が示された構想は、子ども・保護者双方に甚大な不利益をもたらすことは明白です。現場からは「今の学童保育で子どもたちと関わり続けたい」という指導員の強い声が数多く寄せられています。
 また、指導員の処遇改善は一部進展しているものの、急激な物価上昇には追いつかず、人手不足は深刻化の一途をたどっています。子どもの安全と健やかな育ちを守る学童保育を持続的に維持するためには、子どもの人数が減少したとしても左右されない安定的な委託金制度の構築と、その大幅な増額が喫緊の課題です。
 つきましては、下記の要望事項について早急にご検討いただき、例年通り1月末日までに書面にてご回答賜りますよう、強く要請いたします。

1. 経験と専門性を軽視せず、雇用の安定のために具体的な施策を要求します。
2.居場所事業と民間学童の保育料格差をなくすために委託金の増額を要求します。
3.「手厚い保育」をするために配置基準を守るための委託金の増額を要求します。
4.さいたま市放課後児童支援員等処遇改善事業の金額の増額を要求します。
5.キャリアアップ処遇改善助成金の対象と経験年数の条件は国の基準以上を要求します。あわせて、キャリアアップ処遇改善助成金の10年勤続の対象をクラブで複数を要求します。
6.常勤指導員3名分の委託金を要求します。
7.障がい児5人以上の場合、3名加配と人数に応じた単価の増額を要求します。

対応結果(回答内容)

1について
 放課後子ども居場所事業の導入に伴う民設放課後児童クラブへの影響に対する支援のうち、クラブで働く放課後児童支援員等の雇用に関わる支援については、昨年度から放課後子ども居場所事業の運営事業者に紹介し、優先的な採用につながるよう取り組んでおります。
 また、居場所事業導入初年度に入室児童数が大幅に減少したため、居場所事業導入初年度の入室児童数減少に伴う利用料や市からの委託金の減収分に対して、人件費相当分の支援を行ってまいります。 

2,3,6,7について 
 放課後児童クラブの委託金については、クラブ運営の状況やニーズを踏まえ、令和4年度に国の制度変更に柔軟に対応できるよう、本市の独自基準から国庫補助の基準に沿った委託実施基準に変更するなど、継続的に拡充を図っているところであり、昨年度には、常勤の放課後児童支援員を2名以上配置した場合の基準額を創設し、今年度も11月の委託実施基準の改正により、さらなる拡充を図ったところです。
 本市における放課後児童支援員の配置基準や障害児担当支援員、常勤支援員の十分な配置に係る委託金の増額につきましては、各クラブにおいて引き続き安定した運営を行えるよう、個別の補助項目にとらわれず委託実施基準全体としての制度の効果検証を行い、引き続き、国の補助制度を活用するとともに、現状に則した制度となるよう検討してまいります。

4、5について
 放課後児童支援員の処遇改善につきましては、放課後児童クラブにおける人材確保と質の向上に関わる重要な課題として認識しており、平成27年度から「さいたま市放課後児童クラブ放課後児童支援員処遇改善費補助金」による支援を開始し、平成30年度、令和2年度及び令和7年度には、補助基準額等を拡充して実施しているところです。また、令和4年2月からは放課後児童クラブで働く全職員を対象に、月額9,000円程度の賃金改善を行うための補助を実施しております。
 今後につきましても、補助の実績及び効果を検証し、国の補助金も最大限活用しながら、引き続き、放課後児童支援員の処遇改善に取り組み、人材の確保及び経験豊富な支援員の定着の支援に努めてまいります。

この記事についてのお問い合わせ

子ども未来局/子育て未来部/放課後児童課 
電話番号:048-829-1717 ファックス:048-829-2516

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