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更新日付:2024年7月8日 / ページ番号:C115512
大型アリーナ建設、公立保育園削減、市営レジャープール削減、義務教育学校建設、PFI事業、大規模校解消などに関する要請書
令和6年6月5日
【要請の趣旨】
◎公設民営型高齢者福祉施設の廃止問題
さいたま市は、今年になって、利用者をはじめ、施設職員、運営する法人に何の相談もなく、突然、市内の5カ所の公設民営型高齢者福祉施設の廃止計画を打ち出した。このうち、北区1カ所と中央区2カ所のデイサービスセンターは、社会福祉法人に移管する方向を検討しているとのことだが、存続できるかどうかは不透明である。岩槻区のデイサービスセンター「槻寿苑」と緑区の複合施設「グリーンヒルうらわ」は、施設の老朽化を理由に廃止する方針を打ち出している。「グリーンヒルうらわ」には、軽費老人ホームがあり、多数の入居者がいることを承知で寝耳に水の廃止計画を打ち出すとは、まさに、福祉切り捨ての最たる例である。このような状況のなかで、正規職員の多くが離職し、非正規職員に頼って運営している施設も生まれている。施設利用者も、職員も路頭に迷うようなさいたま市の計画は、断じて許されるものではない。
【要請事項】
7,公設民営の5カ所の高齢者福祉施設廃止計画を撤回し、利用者・施設関係者と施設継続のための協議を行うこと
要請事項7について回答いたします。
グリーンヒルうらわについては、開設から30年以上が経過し施設の老朽化が進んでおりますが、利用者の移転を伴う大がかりな修繕の実施が困難な状況であり、また、医療人材・介護人材の不足により今後の事業継続に課題が生じています。介護保険制度が開始されてから一定期間が経過したことで民間事業所の参入が進み、社会的にもサービス提供体制の整備が進んできている状況等から総合的に判断し、グリーンヒルうらわ及び公設老人デイサービスセンターの廃止方針を決定し、令和6年6月定例会において、廃止条例議案を提出させていただきました。なお、方針決定に至るまでの検討過程において、各指定管理者の法人本部との意見交換を行っております。
現在は議会においてご審議いただいているところでございますが、施設の廃止が決定した場合においては、指定管理者と連携し、利用者一人ひとりに寄り添いながら、それぞれの意向をしっかりと伺い、転所に向けた支援を最後まで責任をもって行ってまいります。
また、施設職員の処遇についてですが、法人に残留希望の方の意思は尊重し、可能な限り継続雇用する考えであることを指定管理者より伺っているところですが、いずれにしても、指定管理者と連携し、丁寧に対応してまいります。
福祉局/長寿応援部/高齢福祉課
電話番号:048-829-1259 ファックス:048-829-1981
福祉局/長寿応援部/高齢福祉課
電話番号:048-829-1259 ファックス:048-829-1981