件名
地域で活躍するお仕事紹介~自衛隊ってなあに~の企画中止の申し入れ
受理日
令和5年7月31日
要望事項
2023年8月28日に日進公園コミュニティセンターで計画されている「地域で活躍するお仕事紹介~自衛隊ってなあに~」の企画の中止を申し入れいたします。
6月15日、7月6日と日進公園コミュニティセンター館長と宮原コミュニティセンター館長と2度にわたり懇談を持たせていただき、いろいろと意見を交換させていただきました。自衛隊の仕事を災害救助だけにしない、「銃」を持たせない等の改善策を出していただきましたが、私たちの要望は企画を中止して欲しいと言うことです。
中止の理由は下記のとおりです。
一、自衛隊の「活動」の本質を理解出来ていない時期の子どもたちに、自衛隊の仕事が災害救助であるかのように職業紹介と位置づけた事に問題を感じます。自衛隊は、災害救助(人を助ける)の訓練を消防署の消防士のように日常的に行っているのでしょうか。自衛隊の厳しい訓練や危険な任務は、災害救助のための訓練ではないと思います。実際、東日本大震災の災害派遣の様子を見て災害救助の自衛隊と思って自衛隊に入隊した人の多くが、自衛隊を辞めています。
一、安保3文書・敵基地攻撃能力保有で防衛費が増額され、自衛隊はアメリカとの共同訓練に頻繁に参加し、自衛隊は、私たち日本国民の平和に暮らす権利を脅かすものに変貌しつつあります。事業実施計画書の冒頭に書かれている「私たちが日々、当たり前のように平和に暮らすことが出来るのは、自衛隊の方々のおかげです。」とは全く逆のことが行われており、とても受け入れることは出来ません。
一、子ともたちに自衛隊を職業として扱い、しかも公的機関が取り組み、チャレンジUPの一環として取り組むことに、とても違和感があり、受け入れることが出来ません。
一、未成熟な感性豊かな子どもの時期に殺傷能力のある道具や人を傷つけるビデオを見せながら、国防(国を守る)という言葉で、国を守るためであれば、人の命を奪い、日常や住居・学校・病院などの建物を破壊することを正当化することは、子どもの発達段階に、歪んだ人格形成に通じる危険性があり、とても受け入れることは出来ません。子どもたちに教えることは、平和教育ではないでしょうか。
一、防衛省管轄の自衛隊を総務省管轄の地方自治体のコミセンが取り組む事には、とても、危険な動きの兆候であると危惧します。
対応結果(回答内容)
はじめに、日進公園コミュニティセンターを含む市内20箇所のコミュニティ施設は、指定管理者制度を導入し、指定管理者に利用の許可なども含めた包括的な管理運営を任せており、民間事業者等の能力やノウハウを幅広く活用し、効果的・効率的に施設の管理を行うことで、利用者の満足度を上げるとともに、管理経費の縮減などを図っております。
今回の企画につきましては、地域で活躍するお仕事紹介のひとつとして取り上げたものであり、コミュニティ施設の設置目的に反するものとは言えないと考えております。
つきましては、今回の企画に対して市から中止や見直しの指示を行う予定はございません。
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所管課
コミュニティ推進課