近年、日本各地で自然災害が頻発しております。
身近な災害リスクを知っていますか(施設園芸向け)(PDF形式 848キロバイト)
日ごろから自然災害のリスクに備えること、また、災害が起きた際には、以下の対応を実施してください。
農業版BCPについて
自然災害のリスクに備えて、農業版BCP(事業継続計画)を作成してみましょう。
BCPとは、自然災害などの緊急事態が発生した場合、人員、電気、水、資金等が足りなくなることが想定される中で、どの仕事を優先して続けるか、どうやって再開するか、ということをあらかじめ決めておく計画のことです。
詳細については、添付ファイルをご参考ください。
農業用ハウス災害防止マニュアルについて
埼玉県では、農業用ハウス災害防止マニュアルを策定しております。
詳細については、添付ファイルをご参考ください。
農業用ハウスの災害被害防止マニュアル(PDF形式 2,910キロバイト)
降雪に対する農作物・農業用施設の技術対策について
情報収集
融雪準備
- 暖房機の燃油残量を確認しましょう。
- 暖房機が正常に作動するか確認しましょう。
補強対策・雪の滑落促進
- ブレースや筋交いの留め金具にゆるみが無いか点検しましょう。
- 基礎部分、接続部分、谷の桶・柱に腐食・さびの有無を確認し、必要に応じて補強しましょう。
- ワイヤーや中柱等を使用し、緊急的な補強を行いましょう。
- 被覆材のたわみや外部の遮光資材は雪の滑落を妨げるので、取り除きましょう。
- 作物を栽培していないハウスの被覆材は外しておきましょう。
降雪時、降雪後の対策
降雪中、降雪後は人命最優先とし、大雪で施設倒壊が危惧される場合には、施設内には立ち入らない!
- 加温設備のあるハウスでは、カーテンを開け、暖房機を運転してハウス内の暖気を拡散し、屋根や谷部の融雪を促しましょう。
- 加温設備の無いハウスでは、開口部を密閉し、内部カーテンを開放し、地熱の放射により室温を上げ、融雪を促しましょう。
- ハウスサイドの積雪が多くなると、屋根の雪とつながり雪が落ちなくなるため、ハウスサイドの除雪を行いましょう。
- 屋根の積雪が偏ると、荷重バランスが崩れ倒壊の危険が増しますので、両側から均等に除雪をしましょう。
- ヒートポンプは室外機が雪に埋まると機能しなくなるため、室外機周りの除雪を行いましょう。また、電気配線や燃料の配管を傷つけないように注意しましょう。
- ハウス内に家庭用ストーブなどを持ち込む場合は、火災や一酸化炭素中毒に十分注意しましょう。
- 除雪、融雪のための散水については、滑落を促すために積雪前から行い、積雪後は雪が重くなり倒壊につながるので、やめましょう。
被害が生じたら
降雪・強風等により農作物や農業用施設に被害が生じた場合は、すぐに農業政策課に発生状況のご連絡をお願いします。
ご連絡いただくとともに次のことについてもお願いいたします。
- 被害状況がわかる写真撮影(日付入り)被害面積の把握
- 機械や施設の場合は、その種類(パイプ、鉄骨など)、所有棟数と被害棟数及び面積の把握
- 修繕した場合、修繕前後の写真と領収書の保存
ご連絡いただいた情報は農業災害復旧の対策に役立てられます。
収入保険について
収入保険制度とは、品目の枠にとらわれずに、自然災害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を補填(ほてん)する仕組みです。
詳細については、添付ファイルをご参考ください。
収入保険パンフレット(様々なリスクから農業経営を守ります!)(PDF形式 2,242キロバイト)
施設園芸農家のための園芸施設共済(令和6年4月版)(PDF形式 1,426キロバイト)
関連ダウンロードファイル
関連リンク