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更新日付:2025年3月24日 / ページ番号:C119803
令和7年2月15日(土曜日)に、さいたま市桜区にあるサイデン化学アリーナさいたま(記念総合体育館)において「さいたま市ノーマライゼーションカップ 」を開催しました。
さいたま市は、全国の政令指定都市に先駆けて、平成23年にノーマライゼーション条例を制定しました。 ノーマライゼーション条例は、ノーマライゼーションの理念である障害のある人もない人も誰もが安心して暮らすことのできる地域社会の実現を目指すことを目的としています。
そして、条例とその理念の普及啓発を図ることを目的として、視覚障害のある選手と目の見える選手が協力してゴールを目指すブラインドサッカー国際親善試合「ノーマライゼーションカップ」を、平成25年より開催しています。
第11回目の開催となる今回のノーマライゼーションカップでは、女子日本代表と、昨年に続き2回目の来日となった世界ランク2位の女子インド代表が対戦しました。
試合は、前半1分で埼玉T.Wingsの菊島宙選手が先制点。さらに追加点を入れて、日本が前半を2-0でリードして折り返しました。後半も積極的に攻めて3点を追加。5-0で女子日本代表が勝利しました。
今大会のMVPは日本代表の菊島宙 選手が、MIPはインド代表のシェファリ・ラワット 選手が受賞しました。
試合終了後に、市内の小中学生(SAITAMA Jr.プロモーター)が、女子インド代表選手へ英語でのインタビュー取材に挑戦しました。
インタビュー内容や、試合観戦をして感じたことをレポートにまとめました。
インタビューレポートは、こちら
試合前後やハーフタイムには、市内ダンスチームによるダンスパフォーマンス、少年サッカーによる前座試合、 市内小学校金管バンドによるドリル演奏など、様々なイベントを実施しました。
また、同時開催イベントとして、元浦和レッドダイヤモンズ選手 酒井友之さんをゲストにお迎えしてのブラインドサッカー体験教室を開催。元ブラインドサッカー日本代表 加藤健人さんにもご指導いただきました。その他、ボッチャ体験、視覚障害者が音を頼りに楽しむスポーツ サウンドテーブルテニス体験など様々な体験を実施しました。
ブラインドサッカーは、視覚障害者のために開発された5人制サッカーです。
通常、情報の8割を得ているという視覚を閉じた状態でプレーします。技術だけではなく、視覚障害者と健常者が力を合わせるため、「音」と「声のコミュニケーション」が重要です。
ボールの位置や転がりがわかるよう、音の出る特別なボールを使います。また、ボールを持った相手に向かって行く時には、危険な衝突を避けるため「ボイ」と声を出さなければなりません。敵陣ゴールの裏に、「ガイド(コーラー)」と呼ばれる人が立ち、攻撃の指示を出します。ゴールキーパーは目の見える人が務め、自陣での守りを指示し、また、監督は選手交代などに加えて、ピッチ中盤でのプレーに声で情報を伝えます。
詳しくは日本ブラインドサッカー協会のホームページ(https://www.b-soccer.jp/)をご覧ください。
福祉局/障害福祉部/障害政策課 ノーマライゼーション推進係
電話番号:048-829-1306 ファックス:048-829-1981