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更新日付:2024年12月18日 / ページ番号:C008467

海外渡航される方へ―感染症予防も忘れずに―

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海外へ渡航される方へ

海外には、日本では発生していない感染症がたくさんあります。海外で感染症にかからないようにするために、渡航先で流行している感染症の情報を事前に把握しておきましょう。また、予防接種で防ぐことができる感染症もあります。事前に入念な準備をしておくことで、感染症の危険を遠ざけることができます。

海外で注意すべき感染症について

海外旅行イメージ(本文用)

渡航先の感染症情報は、厚生労働省検疫所、外務省のホームページ等で最新の情報を確認しましょう。

1 動物に近づかない

日本では、犬などを含めて狂犬病の発生はありません。しかし、狂犬病は日本の周辺国を含む世界のほとんどの地域で依然として発生しています。有効な治療法は無く、発病するとほぼ100%死に至る深刻な病気です。犬以外の動物(ネコ、キツネ、アライグマ、コウモリなど)も感染源になりますので、むやみに近づかないようにしましょう。

万が一、動物に噛まれたり引っかかれた場合は、傷口をよく洗い、できるだけ早く病院を受診し、暴露後(ばくろご)ワクチン(動物に噛まれた後に狂犬病ワクチン接種を受けること)の接種など発病予防の処置を受けてください。

 狂犬病(厚生労働省)
 狂犬病(厚生労働省検疫所)


鳥インフルエンザはもともとは鳥の病気ですが、病気になった鳥や死んだ鳥に直接触ったり、ごく近くに寄ることによって、人にうつることがあります。人にうつると非常に症状が重くなります。鳥インフルエンザが発生している国では、病気や死んだ鳥に近寄らないこと、生きた鳥を扱っている市場や養鶏場などに行かないことを心がけてください。

 鳥インフルエンザ(厚生労働省検疫所)

2 虫に刺されない

蚊やダニなどの虫に刺されたり、咬まれたりして、虫の持っている病原体がうつります。予防の基本は、虫がいるところを避けること、そして虫よけ対策です。蚊などに刺されないよう、長袖・長ズボンを着用し、素足でのサンダル履きは避けましょう。また、虫よけ剤を適切に使用したり蚊帳を使用したりするなど対策をとりましょう。小児への虫よけ剤の使用については、添付されている説明書を確認し、必要に応じてあらかじめ小児科医にご相談ください。

3 充分に加熱していない水や食物は避ける

旅先での病気の多くが食べ物や水からうつります。生水、氷、生野菜、カットフルーツ、生の魚介類、充分に加熱されていない肉などは避けましょう。
また、手洗いはこまめに、可能な限りせっけんを使って、しっかりと手を洗いましょう。きれいな水が使えない場合には、手洗い後にアルコールハンドジェルを使用することも考えましょう。

4 川や湖での水浴びを控える

川や湖沼が病原体に汚染されていたりレプトスピラ住血吸虫土着の寄生虫がいることもあります。病原体は目に見えないため、水浴びや水泳により、不意に水が口に入ったり、粘膜や皮膚から、知らず知らずのうちに感染してしまいます。また、水しぶきを浴びたり、素足やサンダルで足を水に浸すことも感染の可能性があります。衛生管理の行われているリゾート地などの水浴び・水泳用の場所以外では、感染症のリスクを考慮し、水浴び等は避けましょう。

予防接種機関情報

厚生労働省検疫所ホームページをご覧ください。

渡航後の注意点

帰国時、発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合又は、動物に咬まれたり、蚊に刺されたなど健康上心配なことがありましたら、空港や港に設置されている検疫所にご相談ください。

また、感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中又は帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。

その他不安な点は、最寄りの保健所にお問い合わせください。

詳細情報は、厚生労働省や外務省などのホームページをご覧ください

さいたま市感染症情報センターへ

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この記事についてのお問い合わせ

保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課 
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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