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更新日付:2025年12月24日 / ページ番号:C113538

令和7年度 野外水道教室を実施しました

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野外水道教室は、水道水の最需要期でもある夏休みに、荒川上流水源地域である秩父市などを訪ね、「水への親しみ」や「水の大切さ」へ関心を深めていただくことを目的に実施しています。
今年度は、市内在住・在学の小学生とその保護者を対象に、7月31日(木曜日)と8月7日(木曜日)の2日間に分けて実施しました。

浦山ダムコース

7月31日(木曜日)は秩父市にある浦山ダムと、寄居町にある川の博物館を見学しました。
当日は小学生24人、保護者19人、合計43人の参加がありました。 

浦山ダム見学の様子

防災資料館「うららぴあ」ではダムの模型を見たり、いろいろな季節に撮られた浦山ダムの写真を見たり、ダム職員の仕事を紹介しているパネル展示などを見学しました。
ダムの上部では、洪水から人を守ることや水不足を防ぐことなど、ダムのはたらきについての説明を聞きました。

パネルでの説明の様子
パネルでの説明の様子
見学の様子(ダム上側)
見学の様子(ダム上側)

続いて、ダム内部の見学です。
ダム内部に入ると、夏の猛暑が嘘のように感じられ、肌寒さを覚えるほどでした。内部の気温は1年間ほとんど変わらないみたいなので、寒い時期に来ると逆にあたたかく感じるのかもしれません。
浦山ダムは個人で見学する場合でも、内部を見学できる全国でも珍しいダムです。
ダム内部では、ダムのたわみを計測する機械や、ダムができるまでの写真を見学しました。

ダムのたわみを計測する機械
ダムのたわみを計測する機械を見学しています
ギャラリー(ダム建設の写真など)
ギャラリー(ダム建設の写真など)

最後に、浦山ダムを背景に集合写真を撮りました。
浦山ダムは高さ156メートル、長さ372メートル、体積175万立方メートルで、全国のダムで6番目に高いそうです! 

集合写真1
集合写真1
集合写真2
集合写真2

川の博物館での様子

浦山ダム見学の後は、バスに乗って川の博物館に移動しました。
川の博物館は「楽しみながら学べる体験型博物館」として、誰でも水に親しみながら憩い、楽しく学べる博物館です。
川の博物館では、日本一の大きさ(直径24.2m)の大水車や、荒川の源流から河口までの流れなどを縮小して表現した日本一の屋外模型を見学することで、荒川の大きさを「知る」ことができる荒川大模型173

大水車1 大水車2
大水車
荒川大模型1 荒川大模型2
荒川大模型173

魚が泳ぎエサを食べる様子を「見る」ことができる渓流観察窓、荒川と人々のくらしとの関わりあいを「感じる」ことができる本館展示室、いろいろな遊具で遊ぶことで、水の流れる力や浮く力などを「体感する」荒川わくわくランドなど、

渓流観察窓
渓流観察窓
わくわくランド
荒川わくわくランド

各自で自由に見学・体験しました。川のことを「見て、感じて、知って、体験」できた、とても楽しい時間でした。

合角ダムコース

8月7日(木曜日)は秩父市にある合角ダムの見学をした後、ダムの近くにある吉田元気村で自由に過ごしました。
当日は児童46人、保護者39人、合計85人の参加がありました。

合角ダム見学の様子

到着した時には小雨が降っていましたが、次第に雨があがったので、過ごしやすい気候の中での見学でした。
合角ダムの概要について説明を受けた後、選択取水設備(せんたくしゅすいせつび)の説明を受けました。
ダム表面の水は温かく、底に近づくにつれて冷たくなります。川に住む生物や下流の農作物に悪い影響が出ないように、水の温度を調節しながら流しています。

合角ダム概要説明の様子
合角ダム概要説明の様子
選択取水設備説明の様子
選択取水設備説明の様子

続いて、常用放流設備(じょうようほうりゅうせつび)の説明を受けました。
雨の多い時期に、大きなゲートでダムの水量を調節して、下流の洪水を防いでいます。ゲートを間近で見学することもできました。

常用放流設備外観
常用放流設備
常用放流設備内部
常用放流設備の内部

続いて、艇庫(ていこ)の説明を受けました。
ダムに変わったところがないかを調べるための巡視船(じゅんしせん)や、ダムに流れ着いたゴミなどを集める集塵船(しゅうじんせん)が納めてあります。

巡視船
巡視船
艇庫での説明の様子
艇庫での説明の様子

続いて、ダム内部を見学しました。
ダム内部に入ると気温が下がり、夏の服装では少し寒く感じます。内部の気温は1年間ほとんど変わらないみたいなので、寒い時期に来ると逆にあたたかく感じるのかもしれません。
ダム内部を歩きながら、ダムの機能や設備についての説明を受けました。

ダム内の様子1
ダム内の様子
ダム内の様子2
ダムのたわみを計測する機械

ダム内部の説明を受けた後は、再び外に出て、利水放流設備(りすいほうりゅうせつび)の説明を受けました。
利水放流設備は、下流での洪水や水不足を防ぐため、 ダムに貯めた水を川に流す際に水量を調節する役割を持っています。

最後に、合角ダムを背景に集合写真を撮りました。
合角ダムは高さ60.9メートル、長さ195メートル、体積約17万立方メートルです。間近で見るダムは、とても迫力がありました!

集合写真1
集合写真1
集合写真2
集合写真2

吉田元気村の様子

合角ダム見学の後は、徒歩で吉田元気村に向かいました。
吉田元気村は合角ダムのすぐ近くにあり、体育館や炊事施設、コテージ、お風呂などがあり、キャンプを楽しむことができる施設です。到着した後、各々で自由な時間を過ごしました。
吉田元気村の近くを流れる吉田川では、水鉄砲を使って遊んだり、魚を捕まえたりして過ごしました。川の水深は、深い所でも児童のひざ下くらいまでだったので、安心して遊ぶことができました。
体育館では、ボール遊びをしたり、万華鏡を作ったりして過ごしました。
それから、焼き魚も食べました。職人の方が一匹ずつ手作業で焼いてくれた魚は、とても美味しかったですね。

川遊びの様子
川遊びの様子
焼き魚
焼き魚

参加してくれた児童の皆さんへ

野外水道教室に参加してくれて、ありがとうございました!アンケートにもご協力いただき、感想や意見をたくさんいただきました。
「ふだん見られないダムの中を見られてよかったです。」、「いろいろな体験ができてよかったです!」、「ダムの見学は知らないことがいっぱい知れ、川の博物館はいろいろなことが学べました。」、「ダムが想像以上に大きかった。すごかった。」、「ダムの橋からのけしきがきれいだった。」、「水のことは学校で少しならったけど、それいがいのことがすごくわかった。」、「川遊びが楽しかった。また来たい。」など、皆さんが水やダムについて興味を持ってくれたことが何よりうれしいです。
今回の野外水道教室が、皆さんの学びや思い出のひとつになっていたら幸いです。

過去3年の野外水道教室の実施状況

令和6年度

  • 浦山ダムコース
    参加人数 34人(児童:18人、保護者:16人)
  • 合角ダムコース
    参加人数 76人(児童:42人、保護者:34人)

令和5年度

  • 浦山ダムコース
    参加人数 40人(児童:22人、保護者:18人)
  • 合角ダムコース
    参加人数 84人(児童:46人、保護者:38人)

令和4年度

  • 浦山ダムコース
    参加人数 33人(児童:18人、保護者:15人)
  • 合角ダムコース
    参加人数 58人(児童:33人、保護者:25人)

この記事についてのお問い合わせ

水道局/業務部/水道総務課 広報・防災係
電話番号:048-714-3069・3071・3182 ファックス:048-832-5929

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