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更新日付:2025年1月10日 / ページ番号:C117919
無線通信を用いた自動検針が可能な水道スマートメーターの利活用は、将来の労働力不足に備え、従来の水道メーター検針に替わる効果が期待されます。「さいたま版スマートメーター実証プロジェクト」では、スマートメーターを活用した市民サービスに取り組みつつ、実用化に向けたスマートメーターの付加価値を確認することを目指します。
1.目的
スマートメーターを活用し、本市水道事業の経営基盤の強化へ寄与することができ、サービスの向上とスマートメーターの本格的導入の有効性を見いだすことにあります。
サービスの向上においては、スマートメーター検針を通じた使用水量の可視化と、さらには目標値の管理(節水・節約の補助的役割)、対象となる水道使用者向けのキャンペーン・取組や見守りサービスの効果を検証します。
また、業務の効率化だけではなく、スマートメーターの価値のあらゆる要素を評価検証する運用を実行し、その実効性を確認します。
2.実施期間
令和6年3月から令和8年3月まで(予定)
現在実施中の場所: さいたま新都心地区の一部
美園地区の一部
※順次複数の施策を実施する予定です。
3.スマートメーター検針の方法
実施対象者のお宅へ、無線通信等を用いて水道使用量データを自動で検針できる仕組みを持つ水道メーターを取り付け、従来の検針間隔よりも日毎、時間毎といった高い頻度で検針データを取得して、さいたま市水道局アプリを通じてデータを配信します。
なお、実証実験段階であるため、水道料金の請求は、従来と同様に検針員が2か月に一度訪問して、計量した水量にて行います。
1.使用水量の可視化
毎日の水道使用量を水道局アプリへ配信し、使用者自身の詳細な使用量を見える化します。
2.新たな市民サービス(キャンペーン)
スマートメーターで計測した自身の使用水量や、本市の水道に関する情報にまつわる問題をクイズとして出題します。
3.漏水・蛇口閉め忘れの防止
使用水量から蛇口の閉め忘れや漏水を推測し、使用者に対してアラート通知を行います。
4.効果的なスマートメーター検針
電力等との共同検針やドライブバイ等の異なる通信方式で、検針データの収集を行います。
※ドライブバイ検針は令和6年度から、電力等との共同検針は令和7年度から美園地区の一部にて実施を予定しております。
5.検針業務の在り方検討
スマートメーター検針にて、正確な料金請求や、通信難箇所でも受信ができることを検証します。
6.他産業とのコラボレーション
スマートメーターで収集するデータのオープン化を進め、事業者の新たなサービス開発に貢献します。
7.見守り(フレイル予防等を含む)
高齢者世帯のスマートメーターから使用状況を把握し、見守り通知を送信。また、収集データを分析し、フレイル検知などの通知を送信します。
水道局/業務部/営業課
電話番号:048-714-3084 ファックス:048-832-3344