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当院は政令指定都市であるさいたま市の基幹病院の一つです。当院では2004年の初期臨床研修制度の開始時より研修医を受け入れ、研修医教育に取り組んできました。
当院の特徴は急性期病院であること、救急医療を重視していること、がん診療拠点病院であること、そして周産期医療を担っていることです。救急は一次と二次救急、救命救急センターがあり、救急車の受け入れ台数は年間約7,500台です。このような当院の診療内容は、初期臨床研修の目標であるcommon diseaseを多数経験し、primary careにおけるminimal requirementを習得するのにたいへん適しています。当院での2年間の研修により十分な臨床経験を積むことができ、医師としての基本的診療能力、そして医師としての基本的姿勢や態度を身につけることができます。研修2年目の後半ぐらいになるとかなりの臨床能力を習得して、皆自信を持って診療に当たっていることを実感しています。
これまでの初期臨床研修医教育の経験から、研修医の存在が病院を活性化し職員の向学心を刺激して病院の総合力をアップさせることを多くの病院職員が認識し、現在では研修医は病院の大切な一員となっています。
当院は2019年末に病床数637床の新病院が完成し開院しました。最新鋭の医療設備と医療機器が導入され、とくに救急医療の設備が充実しています。また近年開設された研修医や看護師の研修のためのシミュレーションラボも広く活用されています。
さいたま市立病院にはこのように臨床研修に必要な症例、設備、環境が整っています。医学生の皆さん、さいたま市立病院で初期臨床研修をやりませんか。
臨床研修管理委員長 明石真幸