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研修医の声

研修医から学生の皆さんへのメッセージ

宮川 洋平 Dr. (2022年新潟大学卒業 現在研修医2年目)

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国家試験を終え、ようやく肩の荷を下ろした春休み。私は学生最後の日々を謳歌しつつも、目前に迫る研修生活に一抹の不安を覚えながら過ごしていました。
そしてあっという間に迎えた4月。電子カルテの操作すらおぼつかないまま、緊張の当直デビュー戦がやってきました。「ちょっと先生、点滴のオーダーまだ?」「救急車もう一台入りました〜」「いててて、また採血駄目だったの?もっとベテランの先生呼んでよ!」・・・・・
厳しい臨床現場から逃げ出したくなる時も沢山ありました。しかしそれ以上にやりがいを感じ、自らの成長を実感し、楽しく研修を続けることができたのは、当院の研修環境の良さに他なりません。
当院の指導医や後期研修医の先生方はとても熱心に指導してくださります。初期研修医のもつ責任と上級医の監督が絶妙なバランスであり、主体性を持って質の高い医療を学ぶことができます。さらに検査科やリハビリテーション科など、各方面でプロとして働く方々からご指導いただく機会もあり、とても勉強になります。多職種間のシームレスな関係が築かれており、病院全体で研修医を育てようという雰囲気に大変感謝しております。また、ワークライフバランスの観点からも豊富なロールモデルがあります。研修医も日常的に相談できる環境であり、各々のニーズに合った働き方を模索していくことが出来るでしょう。
しかし、当院研修の魅力はこれだけではありません。皆さんに最もお伝えしたい事は、全国から集まる初期研修医の志の高さです。ジェネラリストを目指して幅広く臨床に向き合う者、医学研究にも関心があり的確な病態理解をもつ者、最先端の技術を持った外科医を目指す者など、多様な人間が集います。進む道は違えど日々切磋琢磨し、励まし合いながら研鑽を積んでいく、この恵まれた環境で医師人生の土台となる2年間を過ごせることを、私は誇りに思います。
右も左も分からなかった入職時を思うと、院内の景色も少しずつ見慣れてきた今日この頃。当院に新たな彩りをもたらしてくれる皆さんと共に学び、働けることを、心より楽しみにしております。

阿部 日奈子 Dr. (2022年慶應義塾大学卒業 現在研修医2年目)

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当院の良さは沢山ありますが、1番お伝えしたいのはとにかく人が温かいという点です。
まず、当院の上級医は教育熱心で優しい先生が多いです。質問をすればもちろん丁寧に教えてくださいますし、研修医の疑問を集めてミニクルズスを開催してくださることもしばしばあります。患者さんへの接し方や医療への向き合い方も非常に丁寧で、医師としても人としても尊敬できる先生方が沢山いらっしゃいます。
また、コメディカルを含むすべての職員さんが優しく、きさくに接しやすい方たちばかりです。初めての当直の日、右も左も分からずおろおろしていた私に、救外の看護師さんが「先生、何か困ってることある?」と声をかけてくださり、すごく安心したことを覚えています。知識も技術も十分でない研修医はミスをすることも多いですが、どんなときでも優しくサポートしてくださり、日々の働きやすさに繋がっていると感じます。
さらに、同期も勉強熱心な人が多い印象です。救急外来や病棟で経験した症例を共有しあったり、有志で勉強会を開催したりと切磋琢磨する姿が日々見られます。また、温厚で穏やかな人が多く、研修医室で過ごす時間は仕事の緊張から解放される心地良い時間になっています。
さいたま市立病院は、周りに自然が広がりながらも、駅の方に出ると都心までのアクセスは30分ほどと素晴らしい立地です。また、数年前より新病院となり、綺麗で設備の整った中で研修ができます。温かい雰囲気の中で楽しくのびのびと、そして心の中では情熱を持ちながら研修をしたい!と考えている方は、ぜひ当院に足を運んでいただけると幸いです。研修医そして病院一同お待ちしています。

現役研修医からのメッセージ

Q. 当院の研修に興味をもってくれている学生のみなさんにむかってメッセージをお願いします

  • 当院の雰囲気の良さはどこにも負けないです!是非一度見学にお越しください!
  • 医者としての最初の一歩を踏み出すのに良い環境だと思います。
  • 不安や疑問が多い研修期間において、すぐに相談、質問できる環境は最高です。
  • 当院での研修は幅広い診療科、症例を基にとても充実しています。
    診療科が決まっている人だけでなく、悩んでいる人にもおすすめの病院です。
  • 本当に良い環境で後悔しない病院です!ぜひ一度見学に来て下さい。人の温かさや雰囲気の良さが分かると思います!
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  • 欠点がなかなか見つからないというのが一番の特徴だと思います。
  • とても恵まれた環境で研修生活を送れると思います。
  • この病院は本当に恵まれていて、2年終わってみて、ここの病院で働かせてもらうことができてよかったなと思います。研修2年間は様々な分野を学ぶことができる最後の機会だと思うので、幅広い知識と経験をさせてもらえる当院はおすすめです。マッチング頑張って下さい。
  • 信じられないくらい働いている人がやさしい病院です。
  • さいたま市立病院の雰囲気に自分は合いそうだと思ったら、その直感はきっと正しいです!ぜひ、さいたま市立病院で充実した研修医生活を送ってください!
  • 当院は教育熱心な先生が多く、症例は豊富です。初期研修医として必要な知識や手技は概ね身につけられます。ぜひ、当院に見学に来てみて下さい!
  • 幅広い分野を学べる病院です。
  • 積極的に研修医に経験させようとして下さり、指導バックアップもしっかりしています。
  • 一度見学に来てみて下さい!研修医や指導医の先生と話すことで当院の雰囲気の良さは伝わると思います。

(2023年2月 研修医アンケートより) 

当院研修医の藏田隼也Dr. が第684回日本内科学会関東地方会で奨励賞を受賞しました

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右から指導医 山下Dr.、研修医 藏田Dr.

<指導医受賞の山下Dr.より>
今回の発表において、藏田先生の熱意と能力には驚かされるばかりでした。早々にスライドの原稿を仕上げて送ってくれたおかげで、本例の病態や意義について、十分な時間をかけてdiscussionしながら内容を深めることができました。また当日は、様々のセッションの誰よりも堂々とした発表をしており、彼のプレゼンテーションスキルの高さと土壇場の強さを感じました。今回の受賞に携われたことを誇りに思います。藏田先生、受賞おめでとうございます。

<研修医 藏田Dr.より>
「コロナワクチン接種後の発熱が遷延し、副反応疑いとして受診した三日熱マラリアの1例」というタイトルで2023年2月に発表を行いました。熱型や検査結果は三日熱マラリアとして典型的でしたが、当初コロナワクチン接種後の発熱と考えられ、当院受診までに時間を要したというWithコロナ時代の教訓的な症例でした。
指導医の山下先生に的確なアドバイスをいただきながらスライドを編集しました。お忙しい中、メールでのやり取りや直接指導をいただき、直前の予演会でも感染症科の先生方からのご意見を盛り込みさらに良いスライドが完成しました。発表は今回もオンラインでしたが、本番まで練習を繰り返したことで過度に緊張せず臨むことができました。初期研修医生活の締めくくりに前回に引き続き、今回もこのような賞を受賞できて本当に嬉しく思います。
山下先生をはじめ発表に携わってくださった先生方にこの場をお借りして御礼申し上げます。今後も何事にも積極的に挑戦していきたいと思います。(2023年2月12日)

当院研修医の藏田隼也Dr.が第681回日本内科学会関東地方会で奨励賞を受賞しました

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右から指導医 関根Dr.、研修医 藏田Dr.

<指導医受賞の関根Dr.より>
今回の発表にあたり、藏田先生は忙しい研修の中で計画的に発表原稿やスライドの準備をしてくれました。特に地域実習で当院から離れている間に最初の発表スライドを送ってくれましたが、本番2か月前にも関わらず完成度の高いスライドであったことに驚かされました。
その後、メールでのやり取りを中心に(改めて数えたところ12往復もしていました!)発表原稿やスライドの作成を進め、本番2週間前には院内のカンファレンスで予演会も行いました。ご出席いただいた多くの先生方からたくさんのアドバイスをいただくことができ、さらにブラッシュアップさせることができました。先生方のご指導にこの場をお借りして感謝申し上げます。
発表がオンラインであったため、本番2日前にはZoomを使っての原稿の読み合わせもおこない、声量や話すスピードなどを調節して本番に臨むことができました。本番では練習以上に落ち着いた発表をすることができ、質疑応答も適切に対応してくれました。藏田先生の素晴らしい発表に関われたことは、自分にとっても大変誇らしく思っています。今後の藏田先生の益々のご活躍を祈念するとともに、私達も研修医の先生方の指導に一層力を入れたいと思います。

<研修医 藏田Dr.より>
テーマは「進行胃癌に対する化学療法中にウレアーゼ産生菌による回腸導管感染症から高アンモニア血症を呈した1例」です。
抗がん剤治療中の患者に急性の見当識障害(日付、場所などを間違えること)が生じました。アンモニア値の異常によるもので、抗がん剤の副作用も考慮しましたが、回腸導管(腸で作成した人工的な膀胱)に定着したウレアーゼ産生菌がアンモニアを産生したことが原因と分かりました。適切な抗生剤で加療した結果、アンモニア値は正常範囲内に下降し、意識障害は改善しました。回腸導管による同様の経過は米国で2021年に1例報告があったのみで極めて稀です。
実は発表の前月は地域研修で能登半島に行っており、カルテを見ることができない中、スライドを作成する時間が勤務後の晩に続いていました。宿舎の広い部屋で孤独に作る発表スライド。正直心が折れかけていました。そんな指導医の関根先生にも直接お会いできない環境の中、メールで実に12往復も作成途中のスライドを添削・ご指導いただけたことが大変心強く、またその度に良いスライドになっていく過程が嬉しいものでした。
帰院後は内科カンファで予演会をさせていただき、十分は修正を行い当日発表することができました。Zoomでの発表で緊張しましたが、関根先生、研修委員長の神吉先生も視聴くださり無事に質疑応答まで済ませることができました。終了後は達成感で一杯でした。後日、なんと発表が内科地方会奨励賞を受賞し、指導医の関根先生には指導医賞が贈られるとのメールを内科学会からいただきました。
演題登録から発表まで何もかもが初めての中、このような賞をいただくことができ、心の底から嬉しく今後の研修も頑張ろうと励みになりました。そして何より指導医の関根先生、発表に携わってくださった先生方にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
当院で初期研修をされていた先輩(3期)と18期の私のコンビで受賞することができ大変嬉しく思っております。当院では、学会発表や症例報告のご指導もいただけアカデミックな活動も研修医のやる気に合わせてサポートしてくださる環境が整っています。
今後も気を引き締めて研修を行なっていきたいと思います。

当院卒業生が「基本的臨床能力評価試験」成績優秀者としてJAMEPオンライン座談会に招待されました

日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)が実施し、全国から多数の研修医が参加している「基本的臨床能力評価試験」において、2017年度に上位の成績をおさめた10名により『基本的臨床能力評価試験シンポジウム 2021 オンライン座談会』が2021年年9月5日に開催され、当院初期研修プログラムを修了した根岸美帆Dr.が成績優秀者として招待されました。

地域医療研修 in 能登

石川県奥能登での地域医療研修レポートです。
詳しくはこちら

研修医あんなこと・こんなこと

当院の当直システムについて 〜2024年1月掲載〜

当院の当直は、環境が整っている、症例が豊富、しっかり学べる、が特徴です。
当院の当直は基本的に、3次救急、2次救急の内科と外科の3つを分担し、それぞれ上級医とともに仕事をします。2次救急では問診や診察、血液検査、画像検査を上級医と相談し、最終的にはアセスメントを上級医とともに行い、入院または帰宅の判断をします。
3次救急では、緊急性、重症度の高い患者に対し、救急科の先生とともに初期対応します。初期対応を勉強できるだけでなく、動脈採血や気管挿管、中心静脈カテーテル挿入など、様々な手技を学ぶことができます。また、人員、環境が充実していることも当院の当直の一つです。内科から外科まで揃っており、夜間でも他科にコンサルテーションする環境は整っています。緊急となればMRIも撮像でき、手術やIVRなど夜間でも行うことができます。興味があれば参加することも可能です。最初は右も左も分からない事だらけですが、先輩や上級医と適宜相談できます。さらに入職したての3ヶ月は、追加で2年目の先輩がバックアップに入って手取り足取り教えます。疑問があれば些細なことでも上級医や先輩に聞いて、フィードバックを貰えるので、しっかり学ぶことができます。休憩時間にはみんなでご飯を一緒に食べることもあり、和気あいあいとした雰囲気で当直を過ごしています。
2年目になった今、迷うこともたくさんあるけど、常に相談できる仲間と先輩がいて、日々新しい学び、成長していると実感しています。
重症の多発外傷から軽い上気道炎まで様々な症例を経験できるのも当院の特徴のひとつです。 症例豊富でしっかり勉強できる当直を学びたい方はぜひ当院での研修をご検討ください。

「休日は何してますか?」 ~2023年8月掲載~

研修医A
今日はオーダーしていたジャケットの受け取りと靴のオーダーのためにまずは白金台にあるアトリエに行きます。シロガネーゼ達を横目に、アトリエに到着。2時間近くあーだこーだ言いながら靴のオーダーをして、納品されたジャケットをランウェイを歩くかの様にそのまま着て帰ります。「なんて幸せな休日なんだ...」
そのまま同期と会うために、代官山までゆっくりと散歩して向かいます。途中で隠れ家的なよさげなお店を発見できたりすることもあって僕は都内の散歩が好きです。
代官山ではおされなお店を見て回り、最高にChillできるテラスでコーヒーをたしなみます。
「くぅ~、我ながら良い休日だ...」
こうして一日都内を楽しんだ独居三十路男性は京浜東北線に揺られ、今日も北浦和に帰るのでした。
...というような休日を過ごすのはやや変わっているかもしれませんが、当院はこうした一日を過ごせる休みもしっかり確保されている研修環境です。遊ぶときは遊ぶ、働くときは働くのようにメリハリをつけて研修生活を送っています。
長い休みが取れる時は、友達と旅行に行ったり、実家に帰ったりもしますよ。
こうした研修以外の実際の生活の様子も話せますので、気になる方はぜひ一度当院へ見学にいらしてください。

研修医B
平日はなんだかんだと朝は早起きが続くので、仕事のない休日の朝はゆっくり起きて一週間の疲れを癒すことが多いです。
浦和など近場で職場の同期とご飯に行ったり、都内に出て学生時代の友達と会ったり、趣味に時間を費やしたりとプライベートは比較的充実した日々が過ごせると思います。
土日がどちらも休みの場合は旅行に行ったりすることも可能です。私は趣味のライブ鑑賞に行くことや弾丸で旅行に行くことが多いですが、研修医はみんな各々の休日を謳歌している印象です。
時には普段の業務中に疑問に思ったことや不勉強だと思ったところを勉強したりすることもありますが、仕事のある日とない日のオンオフはかなりはっきりしている方だと思います。その点は当院の初期研修のひとつのメリットといえるのではないでしょうか。
ぜひまずは見学にいらしてください!

研修医C
友人や同期と食事したり、実家に帰ったり、サッカーしたり、家でごろごろしたりです。夏休みや有給休暇を使っても旅行にも行きます!
北浦和駅周辺にはおしゃれなフレンチからからラーメン屋さんまで様々な飲食店があるので、ご飯には困りません。僕のおすすめは「丸福」です。安くてボリュームがあって美味しい昔ながらの定食屋さんですが、家族連れも多く来ており、非常に明るい雰囲気で入りやすいです。また、大きくてのどかな北浦和公園があります。近くにアイス屋さんもあり、公園のベンチで食べるシャーベットは最高です!
電車に乗れば1駅で映画館に行けますし、40分弱で都心にも行けるので、実家に帰ったり友人と気軽に会うことができます。とにかく北浦和は立地が良いです!ぜひ皆さんも当院に就職して、充実した研修医ライフを過ごしてください!

研修医D
いつかの休日を紹介したいと思います。当院の研修では、土日の出勤はシフト制となっており、当番でない場合には完全土日休みとなります。大抵、月に1-2回はあるのではないでしょうか。その気になれば旅行も行けますね。
平日の疲れを癒すべく1日中部屋でゴロゴロしていることも(しばしば)ありますが、表参道や銀座など都内に出向き、友人と買い物や食事を楽しむことも多いです。アフタヌーンティーやたまにはミシュラン星付きのお店にも行ってみたり…(休日を楽しめるお給料をいただけています 笑)。病院の最寄り駅である北浦和駅周辺に住む研修医が多いですが、都内へのアクセスが良好で、気軽に気分を変えて息抜きすることができます。
また、北浦和駅は埼玉県内の主要駅である浦和駅が隣駅です。飲食店はもちろん、PARCOや伊勢丹などの商業施設もあり、便利で充実しています。お陰様で、ひとりでゆっくりしたい休日には、PARCOでビール飲みながら映画鑑賞、帰りに書店で適当な本を買って家でゆっくり読書、とそれはそれで満喫しています。
私のしがない休日はさておき、当院では研修は研修でしっかりと学び、休日は休日でしっかりと休む、メリハリのある研修生活を送ることができます。とても恵まれた良い環境だと思うので、当院での研修を是非ご検討ください!

「当直で学べること 」 ~2023年7月掲載~

2020年3月に当院に三次救命救急センターが設立され、さらに多様な救急患者に対応できるようになりました。
当直では、緊急患者の診療に対応することが求められます。例えば、心停止や呼吸停止、大量出血などの危急性の高い状態にある患者に対して、速やかに適切な治療を行うことが必要です。迅速かつ正確な情報収集が不可欠であり、そのためには患者からの情報を聞き出す技術や検査の正しい判断力などが必要になります。また、多様な病態に対応するため、広い知識と技術が必要です。心臓疾患、呼吸器疾患、脳卒中、外傷、中毒など、多様な病態に対応する必要があります。このような広い病態に対応する能力を培うことはどの診療科にすすむ研修医であってもその後の進路に役立つことと思います。
しかし当直では多くの経験ができる反面、患者さんの命を救うために迅速かつ正確な判断を求められ、常に緊張感があり、初期研修はじまりたての当直に恐れや不安を抱いている学生さんも少なくないでしょう。かくいうわたしも、1年目4月の第2週(オリエンテーション終了後)から当直がスタートし、非常に緊張した夜を迎えたことを覚えています。大丈夫です。当院には頼れる先輩研修医、上級医が近くにいます。(おんぶにだっこでよいのではありませんが、)数々の困難を乗り越えてきた先輩方、コメディカルの方達を頼ってください。時に、涙をのむ夜を過ごすこともあるかもしれません。が、たくさん経験して、その経験を活かして次の後輩を助けてあげてください。
当院では内科疾患から外傷まで多様な症例を経験でき、かつ上級医のフォローをもらいながら医師として必要な知識や技術を身につけることができます。ぜひ当院の研修で、研修終了後も患者さんのために最善の診療を提供できる医師として成長していきましょう!

「小児科・成育医療コース」について」 ~2023年5月掲載~

私はさいたま市立病院の小児科・成育医療コースで初期臨床研修医としてお世話になった後、小児科専攻医として当院で勤務しています。
当院の小児科は、熱性痙攣や川崎病、気管支喘息といった小児科のcommon diseaseから痙攣重積のような緊急性の高い疾患まで幅広く学べる点、新生児医療がとても充実している点、市中病院としては珍しく小児外科がある点などが特徴として挙げられます。そして小児科・成育医療コースは、必修として2年間で計27週間小児科・NICUを回ることができる他、小児外科も必修で学ぶことができます。もちろん内科や外科、救急科などの必修科目は一般コースと同じようにあり、2年間通して救急日当直に入るため、研修医としての基礎的な知識や技術は幅広く身につけることができます。
実際に初期研修では小児救急のfirst touchや採血などの処置、入院管理、新生児蘇生、小児外科の手術の助手など沢山の貴重な経験を通して多くの症例に触れることができました。また、2年目には専攻医の先生と同じように午後の救急当番に入らせていただきました。検査項目や治療方針などの決定において主体性が求められるため想像以上に大変な日々でしたが、自分の頭で患者さんの転帰を考え指導医の先生のフィードバックを受けることができた時間は非常に実りの多いものでした。
そんな中一番印象に残っているのは、研修医2年目でNICUをローテしたときのことです。NICUは、小児科や1年目に学んだ内科ともまた少し異なる世界だったため、何に注意して患者さんを診たら良いのかすら手探りの状態で、先生方に助けて頂きながらも初めは悪戦苦闘していました。そんな中迎えた初めての新生児蘇生…なんとか無事に終え、緊張しながらもお母さんに赤ちゃんの状態を簡単に説明しました。そしてNICUまで連れて帰ってほっとした時、指導医の先生が蘇生の振り返りの後にこうおっしゃったのです。
「表情が固いな。お母さんにとってこの子の誕生は一生に1回のものだから、医者の表情で必要以上に不安にさせないことも新生児科医の大事な役目だよ」
私はそこでハッとしました。ご家族の気持ちにもできる限り寄り添える小児科医になりたいと思っていたにも関わらず、いざとなると自分のことで精一杯になってしまっていたことを深く反省し、同時に大切な指摘をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。このように研修医だった私にも一小児科医として温かい指導をくださる環境が、当院小児科の何よりの魅力だと感じています。今の私もまだまだ駆け出しなので、患者対応中に不安になる瞬間は多々ありますが、この時の先生の言葉は胸に刻んで日々診療に当たっています。
2年間優しく指導してくださった先生方、病棟で困っている時に声を掛けてくださる看護師さん、日頃からお世話になっている薬剤師さんや技師さん、医療クラークの皆さんなど、初期研修を支えてくださった方々に心から感謝しています。
小児科志望で当院に興味を持ってくださった方は、ぜひ見学に来て実際に当院の雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。

「2年目研修医アンケート」 〜2023年3月掲載〜

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さいたま市立病院を選んだ理由は何でしたか?
・雰囲気が温かったので。
・地元だったのと、小児科が充実していたため。見学時に雰囲気が自分に合うと感じたため。
・先輩の研修医の先生やスタッフの先生方の雰囲気がよかったから。
・雰囲気が良かったこと。
・新生児含め小児医療が充実していること。内科が揃っていること。
・二次救急のfirstタッチができる。内科が充実しており、プライマリーケアを学べる。
・NICUが大きい。雰囲気が良い。
・周産期医療の充実(特にNICUは市中病院としてはかなりの規模)。
・内科の充実。病院のキレイさ。雰囲気。上級医がやさしい。

この病院を選んでよかったと思える点は何ですか?
・どの先生も分からないことがあったら教えて下さるし、研修医としてわからないながらも安心して業務にたずさわることができる。
・良い同期、先輩後輩に出会えたこと。
・人(医師、看護師、薬剤師、技師、リハ、事務さん、クラークさん・・・全ての人)がやさしい。
・専攻医の先生方が多くいて、比較的研修医に近い目線で教えて頂けた機会が多かったこと。指導医の先生方、看護師さん、その他メディカルスタッフ含め、温かい雰囲気で働けたこと。
・手技と勉強の両方バランスよくできたこと。
・同期間の雰囲気が良いこと。上級医が教育熱心。
・上級医の先生に聞きやすい。
・選択が週単位でプログラムが取れるので、色々な科を回ることができる。

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いろいろな手技は学べましたか?
・学べました。ありがとうございます。
・満足しています。
・はい。手技のとりあいになるなど症例数の不足を感じることはありませんでした。
・どの科でも研修医にやらせてあげようという雰囲気があり、学べます。
・学べた。指導もしっかりして頂けた。
・CVも含めて機会はたくさんありました!

良い研修をするには何が大切だと考えていますか?
・自分でやってみて、フィードバックを受けることのできること。
・学ぼうとする意欲だと思います。
・主体性。
・本人の熱意はもちろん、研修環境も大切だと思います。さいたま市立病院には頑張りたい人に応えるだけの環境が整っていると思います。
・良質なコミュニケーション。
・目標をもって取り組み、わからないところは、その場で質問、その日のうちに解決+復習。
・同期の人。刺激を受けます。
・自分で勉強する姿勢と聞きやすい環境。
・最初は初めて見るものばかりなので、何をどう勉強すればよいかも分からないことが多々ありました。上の先生に聞きやすく、相談しやすい雰囲気は病状の把握に欠かせないと思います。聞きやすい雰囲気だったので良い研修が送れました!

「現役研修医に答えてもらいました、よくある質問Q&A」 〜2023年3月掲載〜

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研修体制や指導体制はどうなっていますか?
・指導熱心で優しい先生が多く、治療の方針を一緒に話し合ったり、考え方や手技等を丁寧に指導してくれます。
・1人の先生につく場合や、いろいろな先生と患者さんを持つ場合など、科によって様々なパターンがあります。
・週に1回研修医セミナーがあり、必要な知識をその都度得ることができます。指導医とのディスカッションは非常に勉強になります。

研修医は主治医になりますか?
・なりません。上級医と一緒に受け持ちます。
・なりませんが、上級医の先生とディスカッションしながら自身で治療を進めていきます。

さいたま市立病院以外で研修をする機会はありますか?
・精神科では埼玉県立精神医療センター、地域医療では石川県の奥能登へ研修に行きます。

選択期間は、どんな科を回れますか?
・メジャー科、マイナー科、ほぼ全ての科を回れます。

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当直は月に何回くらいですか?
・当直3~4回+日直1回くらいです。

手技はできますか?
・かなりやらせてもらえる方だと思います。
・基本的な手技の機会は十分にあります。

研修医のための部屋や机はありますか?
・広くてきれいな部屋があります!机も広い!
・1、2年目一緒の部屋です。きれいです。

医学書などの購入方法は?
・電子書籍がオススメ!
・通販で買うことが多いです。

お昼ごはんはどうしていますか?
・お弁当を注文したり、院内のコンビニで買って研修医室で食べたり、9Fのレストランを利用したりしています。診療科によっては指導医や専攻医と一緒にお昼を食べることもあります。

病院からどのくらいの距離に住んでいて、通勤手段はなんですか?
・北浦和駅近辺に住む人が多いです。バス通勤しています。
・病院の近くに住んでいます。晴れの日は自転車、雨の日は徒歩です。

救急救命センターの当直について 〜2022年12月掲載〜

1年目の6月頃からいよいよ救急救命センターでの当直がスタートします。上級医2名と、研修医1人体制で当直を行っています。
3次救急ではより重症で命に関わる病態の患者が運ばれて来るため、2次救急での診察とはスピード感や雰囲気が全く異なります。
最初は何をしたらいいか分からず、とにかく採血やルート確保など言われるがままに手を動かしていましたが、様々な症例を経験するうちに、徐々に何を考えながら先生方が対応しているのか理解し、自分でも実践することができるようになりました。入室時意識が保たれていて気を緩めると、急激にバイタルが崩れるなど、怖い経験をすることもあります。ただ救命できてよかった、と安心するのではなく、どうしたら患者さんの予後をよくするよりよい初期対応ができるか、先生方と共に日々検討を重ねています。
3次救急では行う手技も2次救急より多く、最初は簡単な手技もうまくできず不甲斐ない気持ちになることもあります。救急科の先生方の手技は迅速かつ的確で、それを見て学ぶだけでなく、先生方のこだわりやうまくいかなかった時の原因、出来ないときの代替案など、実際に自分で手技を行ったあとに豊富な経験に基づいた丁寧なフィードバックがいただけるのは非常に恵まれた環境だと思います。
2022年6月からは平日日中のドクターカーが始動し、救急科ローテーション中は研修医も積極的にドクターカーに同乗し、現場活動を行っています。現場では当然ながら検査データや画像所見などがない状態で、最初は何ができるのか戸惑ってしまうこともありました。身体所見や聴診、心電図、エコーなどの限られた情報から診断を付け、病院での迅速な対応に繋げるPre-hospitalの重要性を身を持って実感することができました。
情熱を持った先生方のもと充実した研修が出来ますので、是非一度当院に見学にいらしてください。

「初めての学会発表」 〜2022年8月掲載〜

とある日の夕方、「冬にある小児科地方会で発表してみない?」と小児科部長の先生からお電話。「はい頑張ります!」と返事したものの学会発表がどのようなものかわからないところからのスタートでした。まずは勉強として自分の発表予定の一回前の学会をみることに。著名な先生方から鋭い質問が飛び交いそれに冷静かつ適切に返答している発表者の先生をみて、”これは私には到底無理だ…”と思ったのが正直なところでした。しかし「やります」と言ったからにはやるしかありません。カルテから患者さんの情報や背景をあつめて、疾患の病態生理や疫学を調べて、過去の症例を検索して。何から手を付ければいいか、どう作業を進めていけばいいかわからない私に上級医の先生はスライドの作り方や構成などの基本から優しく教えてくださいました。こんな論文もあったよ!と資料を探してくださることもあり、お忙しい中時間を割いてご指導いただいたこと大変感謝しております。
スライドの修正を何度も重ね完成した後、科内で予演会を行い本番の発表に向かいました。予演会の段階でたくさんの質問やご指摘をいただいていたおかげで本番は思っていたよりも緊張せず終えることができました。(とはいっても壇上から学会にいらした多くの先生方のお顔が見えたときは少し足がすくむ感覚がありましたが。) 自分で調べ多くの疑問にぶつかるごとに、また、多角的な質問を受けるごとに疾患・治療への理解が深まっていくように感じられ、学会発表を通じて新しい経験ができたと同時に多様な視点や考え方を身につけることができたと感じます。発表を学会の推薦演題に選んでいただけたことは達成感とともに今後の励みにもなりました。
当院は研修医に積極的に経験を積ませようという風潮があります。それもただ機会を割り当てるだけではなくしっかりとした上級医の先生のサポートがついているため、気軽に相談することができ研修医の自主性を尊重しつつも正しい方向に導いてくださいます。学会後には各学会で発表した演題を研修医が持ち寄り、研修医内での発表会が開かれます。他の研修医の発表のクオリティーの高さに刺激を受け、もし次発表する機会があったらもっとこうしよう、ああしようと大変参考になりました。お互いを刺激しあえる環境と温かなサポートが当院の魅力ではないかと思います。

研修医セミナー編 〜2022年7月掲載〜

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研修医セミナーは毎週木曜日、17時から1時間~1時間半程度行われています。内容は座学としては心電図の読み方、各画像検査の読み方、高血糖の対応、せん妄の対応など多数あり、研修医として学ぶべき基本的な事項は1年間でほぼ網羅されているように思います。座学だけでなく、実技としてPICCやCVのシミュレーションや、実際に研修医がNPPVをつけてみることまで、多くの内容を扱っています。
当院の研修医レクチャーの良いところは、1.幅広い内容が扱われていること、2.毎週決まって開催されていることであると思っています。
1.の内容に関して、セミナーの内容は、上に挙げた他に非常に多くを1年通して扱っており、必修科に限らず、選択科である整形外科や脳神経外科、放射線科、感染症科などの先生方も研修医として押さえておきたいポイントを専門の立場から講義してくださいます。また、研修医からの内容の要望も反映していただくことがあります。2年間のローテーションで回る科の数はどうしても限界がありますが、セミナーで様々な選択科の最低限必要な部分を扱っていただけるのは、非常に多くの科を擁する当院の利点だと思います。
2.について、研修医として目の前の症例から学ばせていただいたり、日々自学したりすることは大事ですが、どうしてもその時の体調や忙しさ、症例のばらつきにより知識にムラは出てきてしまいます。毎週決まった日時にコンスタントにセミナーがあることは、勉強のリズムとするだけでなく、1年を通して知識のムラをなるべく無くすことに繋がります。
なお、研修中のレクチャーに関しては毎週木曜日のセミナーだけでなく、各科のモーニングレクチャー、抄読会のほか、指導医によるクルズス、研修医が自発的に行っている勉強会など、多くの機会があります。日々、多くの知識や経験を吸収する機会に恵まれています。

「病院見学を考えている学生さんへ」 〜2022年4月掲載〜

研修医A
さいたま市立病院では内科系が幅広く揃っていることから、何科に進んでも使う知識を広く学ぶことができます。私はすでに進む科を決めていたため、初期研修医のうちにしか内科はしっかり勉強できないと思っていました。そのため研修医中に偏りなく様々なことを学びたいと思い、内科や救急科でしっかり働き、患者さんに携われる病院を希望していました。実際の仕事は患者さんの日々の観察、治療方針の検討、点滴や内服の調整、採血や検査のオーダー、患者さんや家族へのIC、入退院の決定や診療情報提供書の作成などです。事務的な作業もありますが、研修医のうちに学ばなければ後期研修医では誰も教えてくれないようなこともあります。研修医のうちに初歩的なことをやるのも大切だと思いました。
また入職してから良いと思った点は後期研修医の数が多いことです。学生の頃はあまりイメージできませんでしたが、自分たちが何か困ったとき、質問したいときにまず相談するのは主に後期研修医です。少し前を歩いてきた先輩だからこそ聞けることはたくさんあり、医療のことだけでなく様々なことの指標となってくれます。先生方は優しく、できないことがあってもしっかり指導してくれる、尊敬できる医師が多いです。
コメディカルも含め病院全体の雰囲気が良く、働くことと学ぶことの環境が確保されている病院です。是非一度病院見学に来ていただき、さいたま市立病院の良さを感じてみてください。

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研修医B
さいたま市立病院で研修することの一番の魅力は「人」に恵まれていることだと思います。私たち研修医は医師になったばかりで、まだ“できること”より“できないこと”の方が多い未熟な段階です。上級医の先生方は非常に教育熱心な方が多く、積極的にご指導いただき、私たちは日々たくさんのことを吸収しています。基本的な手技や業務はもちろん、研修医用のセミナーを開催していただいたり、日常の診療で些細な疑問に答えていただいたりと、教育体制が整っていると感じます。
また、看護師さんや技師さんをはじめ、コメディカルの皆さんもとても親切で、分からないことも多い私たちを常にフォローしてくださり、働きやすい環境だと思います。まだまだ不安なことはたくさんありますが、私たちは病院にいる皆さんにサポートしていただきながら、“できること”を増やし、確実に一歩ずつ成長しています。
そして何より、研修医は皆、勉強熱心で真摯に患者さんや医療と向き合っている魅力的な人ばかりです。研修医同士で日々学んだことを共有したり、難しい症例を一緒に考えたり、悩みを相談し合ったり、時には他愛もない話をして和んだり、楽しい時間を過ごしています。そんな仲間の存在が心の支えになり、毎日頑張ることができています。
研修医の2年間という限られた時間を、当院で素敵な「人」に囲まれて有意義に過ごしてみませんか?当院の温かい雰囲気を感じに、ぜひ一度見学にいらしてください! 

オリエンテーションについて 〜2021年6月掲載〜

さいたま市立病院に興味を持ってくださり誠にありがとうございます。
ここでは、病棟業務が始まるまでの2週間で実施される、オリエンテーションからICLSコースまでの流れを述べさせていただきたいと思います。大学生の頃は座学がメインで、働き始めていきなり手技をできるのか不安ですよね。私も同じでした。うまく採血やルートが取れるのかと、色々と考えていました。研修医駆け出しの頃には期待もありつつ、不安な気持ちも絶対にあると思います。
しかし、さいたま市立病院では、そんな心配は無用でした。オリエンテーション期間では、薬剤師や看護師、放射線技師の方の話を伺い、実際に必要なオーダーの出し方などを教授してもらえますし、カルテの使い方や薬の処方の方法まで、病棟業務が始まった際に必須となる知識や動き方は全て把握することができます。そして、私が特に感動したのはオリエンテーション期間中に、”研修医2年目の先輩と一緒に病棟業務を体験できる”ということです。言わば初心者である私達は、病棟での仕事や、部屋の配置、道具の場所など分からないことだらけでしたが、頼りになる先輩方が優しく分かりやすく一から教えてくださりました。また、腎臓・内分泌・代謝内科特有のスライディングスケールの使い方や、担当患者の引き継ぎ、糖尿病患者入院時のオーダー一式など、詳細に渡って親身になって説明してくださり、自信を持って病棟業務に挑むことが可能でした。こうした、研修医2年目の先輩方と病棟業務を体験する機会がある病院は珍しいと思いますし、それほどこの病院は面倒見がいいのだなあと感動しました。

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また、最大の不安要素であった“手技”に関しても、シミュレーター研修にて、一通り学ぶことが出来ました。上級医の先生方や研修医2年目の先輩方が指導してくださり、静脈採血・動脈採血・ルート・胃管挿入・挿管・脊髄穿刺・外科的結紮・縫合を一通り学んでいきました。まずは模型で1日練習漬けです。一方、すぐに必要となるルートについては、同期同士で練習もしました。先生方の熱心なアドバイスを聞きながら、次第に私達もお互いに「こうしたらより良い」など白熱したコミュニケーションを繰り広げていました。

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このシミュレーター研修ですが、最大の目玉はICLSコースで、いわゆる心肺停止(CPA)に対する初期対応を学ぶコースになります。指導者は救急の看護師さんや、昨年受講した2年目の研修医の先輩方、上級医の先生方になります。最高の指導者に囲まれながら、一人でも多くの命を自らの手で救うために胸骨圧迫から蘇生後の対応まで学んでいきます。実際にCPAを目の前にして、どう体を動かすか意識しながら取り組んでいきました。さいたま市立病院では4月から当直もスタートするので、オリエンテーションの期間に蘇生術を身につけられることは、自信にもつながると思います。また、役割ごとに協力することが、CPA最大のポイントであり、その意味で同期と熱い会話もできました。多くの人の支えもあり、研修医16人全員がICLSコースに合格することが出来ました。

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オリエンテーション期間に学んだ内容は、他にもたくさんあります。この病院は教育熱心で、研修医への指導が行き届いています。お互い切磋琢磨しながら、医学を学びたい方は、ぜひさいたま市立病院に見学に来てください。研修医一同お待ちしております。

忘れられない1日 〜2020年7月掲載〜

僕が忘れられない1日は、1年目の循環器内科ローテの最後の日です。
自分は循環器内科が初期研修の初めてのローテーションでした。循環器内科は急変が多く、夜間の緊急カテーテル手術では研修医も呼ばれ、器具・器械出しを手伝います。緊張が抜けない日々が続き、情けないながらも最終日にはヘトヘトになっていました。
最終日、いつも通り朝回診をし、指導医の先生と今日の方針を決めます。入院患者さんの検査・薬のオーダーを入れ終わり、「やっと明日から解放だ!最終日は平和に終わって欲しい。」そう願い、休憩しようと研修医室に戻ろうとしている最中、ピッチが鳴り響きます。ピッチの画面を見ると、指導医の先生からです。「心不全の患者さんが来るから、初期対応お願いね」
平和だと願っていた1日が儚くも消えていきます。
救急外来に降りて行き、救急車で運ばれてきた患者さんに会います。まずモニターを付けて、血液検査をして、酸素の量は少し増やそうかな。呼吸状態が悪化したらNPPVだな。この病態なら、まず降圧して。利尿剤は急がなくても大丈夫かな。と急ぎながらも正確に、看護師さんと一緒に治療を進めていきます。
初期対応をしている内に指導医の先生が来て下さります。指導医の先生に患者さんのプレゼンをしていると、バシーン!と思いっきり背中を叩かれました。何かと思って見ると、「1ヶ月前は見ているだけだったのに、できるようになったじゃん!」と言って下さりました。叩かれたのに、とても嬉しかったことを覚えています。(決して、痛いのが好きな訳ではありません。)
研修を経て、自然と体が動くようになっており、成長を実感した瞬間でした。
その後も急患は続き、気づけば夜の21時でした。「最後にうなぎでも食べようか」と言って、指導医の先生と出前を取り、医局のソファーで食べました。そのうなぎ丼は、ただただ浦和のうなぎは美味しいなぁと感嘆する気持ちと、右も左も分からなかった自分に指導して下さった感謝の気持ち、最後のご飯で寂しいという気持ちが混ざり合った不思議な味でした。「1ヶ月半、よく頑張ったな」と言って頂けた時は、一生この先生とお仕事をしたい!と思いました。〔翌日には、疲れから暫く循環器内科からは離れていよう…と思っていましたが(笑)〕
僕は将来的に内科を専攻しませんが、そのような充実した日々を過ごせたことから、2年目でも循環器を選択することにしました。
もちろん、初期研修は学べる楽しさだけでなく、体力・精神的に厳しい時があります。それでも当院は素敵な指導医の先生がいらっしゃいます。大変な時も一緒に乗り越えて下さります。その様な雰囲気の良さと言うものは、当院の見学に来て貰えれば必ず感じて貰えると思います!
騙されたと思って、是非一度来てみて下さい!お待ちしています!!

卒業生からのメッセージ

当院で初期研修を終えた先生からのメッセージです。

加賀谷 尽 医師 ~2022年5月掲載~

私はさいたま市立病院で初期臨床研修を行った後、そのまま当院に残り現在は内科専攻医(医師4年目)として勤務しています。
もともと内科志望ではなかった私が初期研修に続いて当院に残り内科専攻医として勤務することを選んだ理由は、初期研修の2年間に当院で多くの尊敬すべき先生方に出会ったこと、そして内科の面白さを学んだことが大きかったと思います。
私が研修医時代で今でも忘れられないのが、あれは少し仕事にも慣れてきた研修医1年目の夏頃だったでしょうか。整形外科の先輩の先生と当直をしている際、外来がすべてはけた後、その先生が私にこう言いました。「お前にとっては100人いるうちの1人の患者かもしれないが、患者さんにとっては1分の1なんだ。それをこれからも忘れるなよ。」 研修医1年目の私なりにもその言葉が胸に響いていましたが、経験を積むに連れ、その言葉の意味や重みをより知るようになりました。自分の志望科ではない先生からいただいた言葉でしたが、今でも事あるごとに私を戒め患者さんへ向き合う姿勢を私に教えてくれる大切な言葉です。
研修医時代の内科当直や内科ローテーションでは、自分の時間を削って患者さんの診療にあたり研修医である私に手技を熱心に教えてくださる先輩の姿に大変心を打たれました。また、肺や心臓など、一つの臓器を治すために根気強い病歴聴取で謎解きを行い、日々の丹念な身体診察で全身を関連付け診療していく先生方の背中を見て、内科の魅力を深く植え付けられました。
今では当院も全国トップレベルの人気病院となりましたが、それは研修医の志望科に関わらず、熱心かつ温かにご指導くださる先生方がたくさんそろったさいたま市立病院だからだと思います。当院での研修医生活は、毎日が刺激的で楽しく、とても温かいです。大変なこともありますが、皆で支え合って成長できる環境があります。是非、一度当院へ遊びに来て、その雰囲気を感じてみてください。お待ちしています。
2019年3月 筑波大学医学類卒業
2019年4月~2021年3月 さいたま市立病院初期研修医
2021年4月~ さいたま市立病院内科専攻医(呼吸器内科専攻)

牧尾 将幹 Dr. 〜2021年12月掲載〜

私はさいたま市立病院で初期臨床研修を行った後、内科後期研修医として勤務しました。その後、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科に入局し大学病院に3年間勤務して、現在内分泌代謝内科医として当院に勤務しています。
研修していた当時はまだ旧病院で年季の入った建物で、それはそれで今思い出すと味のあるものでしたが、現在は新病院になりとても綺麗になっています。しかも当時一緒に働いていたコメディカルの方々はそのままいらっしゃるので、私の好きな「さいたま市立病院」は戻ってきた後もありました。
私は初期研修の開始時点から内科分野に進むことを決めておりましたが、当院では内科全般において質の高い医療を実践出来、研修医がそれを学ぶことが出来る環境が整っていることは非常に良い点だと思います。将来内科以外の科に進もうと思っている方も、初期研修医のうちにレベルの高い内科に触れておくことは重要ですし、将来進んだ科でもそれが活きることが絶対にあるはずです。いつの間にか研修医の先生達に教える立場になってしまいましたが、当時ここで上級医の先生方にたくさんご指導頂いたので私もその姿勢を見習っています。
私の母校は当時半数以上がその附属病院の初期研修医に進む傾向にあり、私も仲間と一緒に働きたかったのですが、一度は外に出てみたいという気持ちもあり複数の病院を見学した結果当院に決めました。今考えてもこの時の決断は間違っていないどころか、当時の私を褒めたいくらいです。そして、初期研修医の同期など一生ものの仲間が増えました。現在の研修医の先生達も皆仲良さそうに働いていて、当時の楽しい日々が思い出されます。
ホームページを見て気になった方は是非見学に来て下さい。来れば当院の魅力が少しでも伝わるかと思います。そして一緒に働くことが出来たら嬉しいです。お待ちしています。
2014年3月 獨協医科大学医学部卒業
2014年4月-2016年3月 さいたま市立病院初期研修医
2016年4月-2018年3月 さいたま市立病院内科後期研修医
2018年4月-2021年3月 慶應義塾大学病院腎臓内分泌代謝内科
2021年4月- さいたま市立病院内科

淺野 友理 Dr. 〜2021年4月掲載〜

私はさいたま市立病院で初期研修を修了した後、慶應義塾大学形成外科学教室へ入局しました。大学病院や関連病院で後期研修をし、再びさいたま市立病院で勤務しています。
形成外科は比較的健常な患者さんの手術や処置をすることが多いです。しかし、ときに多くの基礎疾患をもち全身状態が悪い患者さんの対応や管理をすることもあります。もちろん必要に応じて適宜各科へ依頼もしますが、初期対応や疾患の鑑別が十分にできなければ救命やどの科へ依頼をすれば良いかの判断はできません。これらの判断はどの専門科に進んでも必要なことであり、より的確にするためには2年間の初期研修医生活がとても大事だと思います。
さいたま市立病院は全ての科が揃っており、内科全科を研修するだけでなく選択期間も長いプログラムとなっています。私はほぼ全ての科を研修しましたが、上級医の先生方はとても優しくて質問や相談もしやすい環境です。また各科も互いに協力的で、病院全体が皆で支え合う雰囲気は戻った現在もそのままです。後期研修医が各科で在籍し上級医も多く、中には私と同じように初期研修医をして再びさいたま市立病院へ勤務している方々もいます。ロールモデルとなる先生方が多くいらっしゃることもさいたま市立病院で研修する魅力の1つだと思います。このような先生方を見ながら学び、研修医同士でも助け合う中で、上級医もまた研修医個人に合わせて教えることに努めています。そのため、次に同じようなことをするときには、上級医に見守られながらも多くのことができるようになっています。そうなると自身の勉強も捗り、さらに興味もわいて調べるため、知識も増えていきます。
新型コロナウイルス感染症のため以前より見学期間や内容が限られていますが、その分興味をもっていただけるようにホームページの内容を充実させ、リモートで初期研修医との懇談会を適宜行っております。是非、見学や懇談会へ参加していただければと思います。

児玉 さゆり Dr. 〜2020年4月掲載〜

私は初期臨床研修1年目で出産、育休を取得し、夫の転勤に伴い、母校での研修に引き続き2年目の研修をさいたま市立病院で行いました。
生まれてから大学卒業まで九州を出たこともなく、子供を連れての埼玉県への引越しと研修2年目からの入職であったため、初めはうまく馴染めるか不安でしたが同期が温かく受け入れてくれ研修期間を楽しく過ごすことができました。大変なことももちろんありましたが、医師のみでなくコメディカルの方も研修医の教育には協力的かつ温かく接してくださいますので、大変良い研修環境と思います。
さいたま市立病院で初期研修を行った中で特に勉強になったことは当直です。初めて当直を経験した時は右も左も分からずでしたが、上級医の見守りのもと患者さんを診て病態を考え、必要な検査を組み治療を行うことを自分で考えることができたのは非常に貴重な経験だったと思います。2年間の研修期間で基本的な手技や処置に関しては充分習得することができると思います。
また、初期臨床研修はその後に進む診療科を決めるにあたり重要な期間でもあり、多くの診療科、指導医が揃っていることも魅力の一つです。科によっては初期研修後も専攻医として引き続き修練することも可能です。私はさいたま市立病院で自分の進みたい科を見つけることができ、ここで研修できたことに感謝しています。現在もさいたま市立病院で放射線科医として勤務していますが、毎日興味深い症例が多数あり、優秀な先生に囲まれ、充実した日々を送っています。
研修医にも指導する立場となりましたが、とても勉強熱心な方が多く、そうした仲間と切磋琢磨しながら有意義な研修期間を過ごすことができると思います。
是非一度見学にいらしてください。お待ちしています。
2012年3月 宮崎大学医学部卒業
2012年-2013年度 宮崎大学医学部付属病院で初期研修、産休・育休で1年間中断
2014年度 さいたま市立病院で初期研修
2015年度 慶應義塾大学病院放射線科後期研修医
2016年度- さいたま市立病院放射線科

 

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