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更新日付:2021年8月24日 / ページ番号:C080056
中央区では、歩いて中央区の魅力を再発見し、健康づくりをしてもらうためウォーキングコースを次の3+1コース設定しています。
1.与野パークロード(約10km)区内各所の公園を中心に巡るコースです。
2.与野歴史ロード(約9km)区内にある神社仏閣など歴史ある建造物を巡るコースです。
3.与野芸術ロード(約3km)芸術作品が設置されている道を巡るコースです。
4.+1【プラスワン】ロード(約5km)芸術ロードでは、やや物足りない(もう少し歩いて汗を流したい)方のためのコースです。
この4コースはウォーキングマップで紹介していますが、実際に歩いて写真で紹介していきたいと思います。
コース周辺の見所や施設などについても紹介できればと思います。
中央区ウォーキングマップは こちら
第4弾は、最後に残っていた与野歴史ロードです。
歩いた日は、令和3年3月22日月曜日です。
このコースは、神社仏閣を巡るコースです。
見学の際には、マナーを守り、文化財の所有者や管理者、近所の方、他の見学者や参拝者の迷惑とならないようにお願いします。
与野本町駅から出発するコースになりますが、歩く前に令和2年6月にオープンした与野郷土資料館で中央区(旧与野市)の歴史を学んでから巡ることをお勧めします。(駅から5分程度です)
駅の西口に出たら右に進み、与野本町駅入口の交差点を直進します。与野本町コミュニティセンターの北側で、与野本町小学校複合施設(愛称:いーよの)の地階になります。
もちろん、コースを回ってきてからでも大丈夫です。ぜひお立ち寄りください。
さて、コースの紹介です。
与野郷土資料館に立ち寄らない場合は、与野本町駅入口の交差点を左折して突き当りの円乗院まで進みます。右側の歩道を歩きますが、途中から路側帯のみとなりますので車に注意してください。
円乗院は後で行きますので、右折して本町通りを歩きます。
本町通りでは毎年7月に宝永年間(1704〜1711年)から続いていると言われる歴史ある「与野夏まつり」が行われます。(令和2年は中止)
本町通りには昔ながらの商店が何軒かあり、蔵造り風の住宅もあります。昔は家の前に「市」がたっていたそうで、今もその名残が残っている場所もあります。
与野夏まつりは こちら(新しいウィンドウで開きます)
昭和30年頃の本町通りは こちら
約500mで与野七福神の一つ恵比須神の一山神社に到着です。
与野郷土資料館に立ち寄った場合は、資料館を出て道路を左に向かい、一つ目の信号を左折します。緩やかな坂を登っていくと与野高入口の交差点に出ます。ここでコースに合流できます。一山神社には右折です。
一山神社の境内にはご神木のイチョウをはじめ、クスノキなど幹回りが4~5mの大木があります。
奥まで行くと、厳粛な感じでとても本町通りに面した神社とは思えません。
参道の途中にある石の鳥居には、明治36年4月6日建立と書いてありました。
一山神社では、6月にはあじさいの花が咲き、12月には市指定の無形民俗文化財である「冬至祭」、通称ゆずまつりが行われます。
冬至祭は こちら
一山神社を出て右に進み、すぐの信号を渡ってから右に曲がります。最初の角に赤山通り地蔵堂があります。
大小2体のお地蔵さまと庚申塔、道しるべがあります。花できれいに彩られていました。
大きなお地蔵さまが市指定の有形文化財「赤山通りの石造地蔵菩薩立像」です。庚申塔には「浦和一里」と書いてありました。
赤山通りの石造地蔵菩薩立像は こちら
地蔵堂の脇の道、うなぎ屋さんの前を北に向かうと250mほどで長伝寺です。
長伝寺には以下の市指定の有形文化財が6つと市指定の史跡である「西沢曠野の墓」があります。
また、長伝寺にまつわる民話が2つ残っています。
絹本着色阿弥陀如来画像は こちら
木造聖観音坐像は こちら
木造閻魔王坐像は こちら
木製三葉葵紋香炉は こちら
観智国師関係史料は こちら
伊達政宗書状は こちら
西沢曠野の墓は こちら
民話 長伝寺の水飲み龍は こちら
民話 長伝寺の厄除け開山は こちら
長伝寺を出て右に進み、八幡通りに突き当たったら左折し、すぐの信号を右に曲がります。
150mほどで与野七福神の一つ福禄寿の上町氷川神社に着きます。
上町氷川神社は鳥居から北に扇のように広がっていることから「扇の宮」ともいわれていたそうです。
ここには、与野の夏祭りの時に上町、仲町、下町、上峰の4町会の神輿が集まります。
上町氷川神社を出て、本町通りを南に進むとすぐの右側にこのコースには入っていませんが、出世稲荷があります。
さらに南に進みます。自動車販売店のところの信号を渡り、まっすぐです。
250mほど進み、次の信号の一本手前を右折します。ほどなく正圓寺です。
葬儀の準備をされていたので、境内に入るのは遠慮しました。
正圓寺には、市の指定有形文化財である「板彫阿弥陀聖衆来迎図」と市の指定天然記念物「ドウダンツツジ」があります。
板彫阿弥陀聖衆来迎図は こちら
指定天然記念物「ドウダンツツジ」は こちら
本町通りに戻り、さらに南に600mほど進みます。本町西(一)の信号のところが与野七福神の一つ大黒天の圓乘院です。
圓乘院は、建久年間(1190~1199)に畠山重忠によって、道場村(桜区の一部)に創建され、慶長年間(1596~1615)に当地に移建したと伝えらています。
圓乘院には以下の市指定の有形文化財が6つと市指定の有形民俗文化財である「寛文五年銘の庚申塔」、市指定の天然記念物「圓乘院の千代桜」があります。
また、圓乘院にまつわる民話が2つ残っています。
※圓乘院は境内撮影禁止となっていますが、今回は許可をいただいています。
けまんは こちら
舎利宝塔は こちら
金銅花籠は こちら
木製柄香炉型仏具は こちら
朱印状は こちら
石造地蔵菩薩立像は こちら
寛文五年銘の庚申塔は こちら
圓乘院の千代桜は こちら
民話「送り地蔵」は こちら
民話「阿弥陀様とへび」は こちら
圓乘院を出て本町通りを左に少し戻り、すぐの角を左折します。まっすぐ行くと与野公園ですが、本町公民館の手前を斜め右に曲がります。
道なりに進み、左側に与野公園が見えてきたら、右側に与野七福神の一つ弁財天の御嶽社です。
御嶽社は6月ごろはあじさいの花がとてもきれいな場所です。
御嶽社を後に与野公園沿いを西に歩きます。大宮バイパスに出る1本手前の路地を右に曲がり70mほどで大国社です。
大国社は、「足の神様」として知られ、社にはたくさんのわらじが奉納されていました。
わらじは圓乘院のそばの大木屋さんで手に入ります。
来た道を戻り、与野公園に入ります。園内を散策しながら東の方に向かうと与野七福神の一つ、寿老神の天祖神社です。
与野公園には、春は桜、春から秋にかけてバラが咲き誇り、訪れる人の目を楽しませてくれます。
昨年は中止になってしまいましたが、毎年5月には「ばらまつり」、1月には「七福神めぐり」でにぎわいます。
ばらまつりは こちら(新しいウィンドウで開きます)
与野七福神は こちら(新しいウィンドウで開きます)
七福神めぐりは こちら(新しいウィンドウで開きます)
公園トイレの前を通り、与野公園の南東の出口から出ます。右に5m位のところを左に曲がります。坂を下って登ります。
正面には彩の国さいたま芸術劇場の建物の一部が見えます。道なりに進み、押しボタン信号を渡ります。
白にピンク色のラインの入った建物のところを右折すると与野七福神の一つ布袋尊の円福寺に到着です。与野公園から円福寺までは500m位です。
円福寺には、市指定有形文化財の木造釈迦如来坐像があります。
木造釈迦如来坐像は こちら
円福寺の山門を出たら右に進みすぐの角を左折し50mほど行くと大通りに出ます。
横断歩道でステーキ屋さん側の歩道に渡ります。左に進むと間もなく彩の国さいたま芸術劇場です。
芸術劇場は埼玉県の施設です。
今はコロナ禍で公演数もだいぶ少ないようですが、これまで故蜷川幸雄氏によるシェイクスピアシリーズなど素晴らしい作品を上演してきました。
この近くには、さいたま市PR協力店の「和甘味処 あんみつさん」があります。甘いもので休憩もいいですね。
彩の国さいたま芸術劇場は こちら(新しいウィンドウで開きます)
中央区PR協力店は こちら
芸術劇場のところの信号(学習塾があります)を渡り歩道を東に歩くと与野西中学校沿いに手形レリーフがあります。
西中を過ぎ、少し行くと工務店がありますので、そこを右に曲がります。300m位先を右折すると与野七福神の一つ毘沙門天の鈴谷大堂です。
芸術劇場から与野本町駅に続く道を「アートストリートエリア」と呼んでいます。ここにある手形は、芸術劇場で上演されたシェイクスピアシリーズに出演した主な俳優さんのものです。
また、歩道には愛と人生をモチーフとしたシェイクスピアの名台詞が埋め込まれ、夜になると手形レリーフとともにライトアップされます。
工務店から鈴谷大堂までの間には、中央区内で唯一の果樹園であるぶどう園があります。立派な太いぶどうの木が見えます。夏になると直売もしています。
アートストリートエリアは こちら
アートストリートエリア(動画)は こちら
鈴谷大堂を出たら右に進み、すぐの交差点を左折し350mほどで里見通りとの交差点です。(クリニックがあります)
さらにまっすぐ150mほどで妙行寺と大カヤに到着です。
大カヤは国の天然記念物に指定されています。
妙行寺には、県の天然記念物のモッコク、市指定有形文化財の朱印状、正元二年銘の板石塔婆、市指定史跡の鈴木荘丹の墓、稲垣田龍の墓があります。
また、大カヤとモッコクにはそれぞれ民話が残っています。
大カヤは こちら
モッコクは こちら
朱印状は こちら
正元二年銘の板石塔婆は こちら
鈴木壮丹の墓は こちら
稲垣田龍は こちら
民話 妙行寺と二つの巨木伝承は こちら
妙行寺、大カヤからは、来た道を戻り、クリニックのところを右折し坂を下っていきます。どこかで反対側の歩道に渡っておきます。
上り坂になってきたら坂の途中の道を左に曲がります。少し急な下り坂になっています。
下りきったところが二度栗山弘法尊院です。大カヤから二度栗山弘法尊院までは約1kmです。
二度栗山弘法尊院には、以前は趣のある本堂があったのですが、老朽化により立て替えられ、古い賽銭箱がその名残を残しています。
ここには、石仏が一ヶ所に集められた場所があり、ここを4周まわると四国八十八ヶ所の霊場を巡ったと同じ功徳が得られるのだそうです。
50年くらい前までは、弘法尊院のすぐそばに「二度栗山温泉」があり、多くの人でにぎわっていました。
二度栗山弘法尊院には、市指定有形民俗文化財の五百羅漢像があります。
また、二度栗山と弘法大師という民話が残っています。
五百羅漢像は こちら
民話 二度栗山と弘法大師は こちら
二度栗山弘法尊院を出たら、来た道とは反対側に進み突き当りを左折、坂を下っていきます。
250mほどで与野中央通りに突き当たりますますので右に曲がります。
突き当たる手前に小さな川があります。東縁高沼用水路といい遊歩道が整備されていますので、ここを右に行っても大丈夫です。
どちらを行っても150m位で与野中央公園です。中央公園にはきれいな桜が咲いていました。
さらに350mほど進み、たつみ通りの交差点を左折し、300mほどで新幹線埼京線の高架を超えると与野本町駅前公園です。
公園内を北に進むとゴールの与野本町駅に到着です。
与野本町駅を午前9時30分頃に出発し、午後1時30分頃に着きました。
4時間ぐらいかかりましたが、途中で昼食をとりましたし、写真を撮りながらゆっくり歩きましたのでそれほどきつくはありませんでした。
心地よい疲労感といった感じです。
ウォーキングマップのコースを歩いてみたシリーズ
与野パークロード編は こちら
与野芸術ロード編は こちら
+1【プラスワン】ロード編は こちら
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