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ご挨拶

近年医療の在り方が大きく変化をする時代に突入しています。
一つは社会構造が変化し、医療と介護の在り方を再編成することが求められております。また、医療の高度化に伴い、先進の医療を市民に還元する必要に迫られています。

 当院はさいたま市立の唯一の公的病院として地域医療の中核を担ってまいりました。2019年12月に新病院棟を開院し、虚血性心疾患、脳血管障害、3次救急までをカバーする救命救急医療、地域周産期母子医療センターとしての機能、地域連携がん診療拠点病院としての機能を十分に発揮でき、時代を先導する施設となるよう整備を行ってきました。

 専攻医の教育、診療環境を充実させるために、大学病院と連携を取り、指導医の配置、カリキュラムの整備、症例の集積に積極的に取り組み、十分な指導体制を作り上げています。このような環境の下、専攻医の皆さんが、自由度の高い研修内容で、のびのびと活躍できる環境を作ってゆく予定です。

 現在われわれの施設は、新専門医制度において、内科、外科、小児科、麻酔科、救急科の基幹施設として専門医機構に登録を行い、他の多くの診療科は大学等との教育連携施設となって専攻医の方々を受け入れることが可能となっています。

 当院は地域中核病院として基本診療から高度な治療までを数多く行っています。現在も専攻医の先生方が、多くの素晴らしい指導医の熱い指導のもと、研修に励んでおられます。
 また、専攻医の研修はそれ自体で完結するわけでなく、専攻医過程を終了した後のキャリアについてもいろいろなオプションが選択できることが重要と考え、若い先生方の希望を尊重したアドバイスを用意しております。

 将来の日本の医療を担う若い医師たちと一緒にさいたま市立病院を成長させてゆけることを願っております。本院の専攻医研修プログラムは、無限の可能性を持つ皆さんの参加をお待ちしています。                                                                                        

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