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大宮二十景 |
各スポットの解説 |
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憩いの空間、大宮公園
大宮公園は、かつて氷川神社の境内でした。
1885 年に大宮駅が開設された後、大宮の人達はまちの発展のために、東京から多くの人が大宮へ遊びに来るようにと県にお願いし、魅力的な大宮公園が誕生しました。
この大宮公園には、ソメイヨシノをはじめ約1,000 本の桜があり、「さくら名所100選」にも選ばれている人気スポットとなっています。
園内には、様々なスポーツ施設、歴史と民俗の博物館、小動物園、児童遊園地などがあります。
「大宮アルディージャ」、「大宮アルディージャVENTUS」のホームスタジアム「NACK5スタジアム大宮」や、アマチュア・プロ野球の公式戦も行われる、「県営大宮公園野球場」には、たくさんの人が訪れます。
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悠久の神域、氷川神社
創建から約2400 年以上の歴史を持つといわれる武蔵一宮氷川神社は、東京都・埼玉県を中心に約280 社ある氷川神社の本社で、「大宮」という地名は氷川神社を「大いなる宮みや居い」と崇あがめたことに由来しています。
本殿には、三柱の神々(須佐之男命、稲田姫命、大己貴命)が祀られています。
毎年、全国有数の初詣客数を誇るとともに、明治天皇の御親祭以降、勅使が参向し荘重典雅に行われる八月の「例祭」、十日市とも呼ばれる酉の市が立ち、手締めの音が鳴り響く十二月の「大湯祭」など多くの祭礼が執り行われ、年間を通して大変賑わいます。
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緑のトンネル氷川参道
氷川参道は、一の鳥居から三の鳥居までの約2 キロメートルの並木道です。一の鳥居、大宮区役所・大宮図書館、山丸公園、平成ひろば、天満神社、Bibli、竹林のある氷川の杜文化館を過ぎると、まもなく氷川神社です。参道の両側にはケヤキ、クスノキ、エノキ、スダジイなど30 種以上、約650 本の樹木が植えられ、このうち巨樹11 本が市の天然記念物に指定されています。
また、一の鳥居の手前に「是より宮まで十八丁」という標識が建っており、整備された参道を、一丁、二丁と「丁石」を見つけながら、また巨樹を探しながら散歩するのも楽しいものです。
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心なごむ、はなみずきの並木道
はなみずきの並木道は、大宮公園と大宮第二公園を結んでいる長さ300 メートルほどの小径です。道の両側にたくさんのはなみずきが植えられており、4 月末ごろからピンクと白の花が咲き始め、5 月にかけて素晴らしい「花のトンネル」になります。
この道の正式名称は「連絡遊歩道」ですが、年々人気が高まり、いつとはなしに「はなみずき通り」と呼ばれるようになりました。
はなみずきの花言葉は「私の思いを受けてください」や「返礼」です。
花の時期だけでなく、夏、秋、そして冬もロマンチックな雰囲気のある並木道です。
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見沼の流れと万葉の小径(こみち)、桜並木
見沼代用水は、江戸時代に徳川吉宗の命令で井沢弥惣兵衛為永によって作られた用水路です。
見沼代用水は、2 本の水路(東縁と西縁)がありますが、西縁は、大宮区内を約4キロメートルにわたり流れていて、流れに沿って万葉集に詠まれた木々を集めた「万葉の並木道」が整備されています。
レジデンシャルスタジアム大宮(大和田公園野球場)から大宮第二公園脇を通り、大宮工房館あたりまでは、緑豊かで、春には桜並木が用水にかぶさるように咲き誇り、隠れたお花見スポットとして親しまれています。
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芝川と緑に包まれたひょうたん池
大宮第二公園内にある芝川第七調整池は、その形から「ひょうたん池」の愛称で親しまれています。このあたりは、もともと見沼田んぼが広がっており、芝川はその中央部を流れています。芝川周辺は広々としているので、サイクリングやウォーキングに向いています。
また、遠くには新都心のビル群も見え、見沼の自然と近代的な建物が調和した新しい大宮の眺望が楽しめます。
大宮第二公園の広い園内には梅林、日本庭園、菖蒲田、茶室をはじめ、テニスコートや野球場などの運動施設もあります。特に梅林には紅梅、白梅、しだれ梅などが500 本以上あって、毎年2 月中旬から開催される「梅まつり」にはたくさんの人が訪れます。
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風爽やかな緑の広場、大宮第三公園
大宮第三公園は見沼田んぼの自然と景観を生かし、木や草の「緑」、沼や流れの「水」、大地の「土」、太陽の「光」をテーマにした緑豊かな公園として、2001 年に開園しました。
大宮公園、大宮第二公園から続く広さは67.8 ヘクタールもあり、さいたまスーパーアリーナのおよそ16 個分という広大な公園群となっています。
園内には、見沼の原風景を再現した「みぬまの広場」、「みぬまの沼」、「みぬまの森」や「野鳥観察舎」などがあり、また、春には桜を身近に感じながら、安全で気軽にジョギングなどが行える、大宮区推奨ジョギングコースがあり、区民の憩いの場所として人気があります。
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謙信の伝説を伝える景元寺
景元寺は、天台宗のお寺で、見沼代用水西縁そばの高台にあり、境内には、市の天然記念物
に指定されているシイの木が2 本あります。
アニメ作品に出てくる「トトロの木」を思わせるような立派なスダジイは、幹周りが4 メートル以上、高さが約18 メートル、樹齢は推定450 年という大木で、景元寺は別名「シイノキ寺」と呼ばれています。
言い伝えによると、上杉謙信が関東に出陣した際、このシイの木の下で雨宿りしたそうです。
その後、謙信の家臣長尾景元がここに陣屋を構え、やがて寺になった折に、景元の名前を取って景元寺としたそうです。
※文化財保護のため、見学する際は、マナーを守り、所有者や管理者、近所の方の迷惑とならないようにご注意ください。
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中山道ケヤキ並木からほこすぎ橋へ
北袋町1 丁目を南北に走る中山道は、400 メートルほど続くケヤキ並木で、1967年の埼玉国体の時に植えられました。このケヤキ並木は、中山道とさいたまスーパーアリーナを結ぶ「ほこすぎ橋」あたりまで続いていて、四季を通じて自然の素晴らしさを語りかけてくれます。車で帰ってきたとき、このケヤキ並木に迎えられると、ドライバーは「ああ、もうすぐ我が家だ」と安心するそうです。
さいたま新都心駅に足を延ばすと、駅前広場から白い「ほこすぎ橋」を眺めることができます。
また、近隣には春の「桜のさんぽ道」が美しい「造幣局さいたま支局」や、冬にイルミネーションに彩られる、大型商業施設「コクーンシティ」などがあり、人々の目を楽しませてくれます。
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大栄橋と鉄道のある風景
「大宮が大きく栄えるようになって欲しい」と願いを込めて名付けられた大栄橋。
この大栄橋は、鉄道線路をまたいで大宮区の東西を結ぶ交通の要衝です。橋の下には通過する列車や電車が、橋の脇を新幹線やニューシャトルが走りすぎていきます。
また、新幹線高架下にはJR 東日本大宮総合車両センターがあり、点検や修理を受けるための列車が工場内に出入りする様子が見られます。ここには、世代を超えて楽しめる鉄道の風景が広がり、大宮が「鉄道のまち」として発展してきた歴史を象徴する風景に出会えます。
まさに「屋根のない鉄道博物館」といえるでしょう。
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大宮駅と周辺の賑わい
大宮駅は、1885 年の開設以来、時代とともに変貌を遂げてきました。1982 年の東北新幹線・上越新幹線開業などにより、首都圏と東北、上信越地方などを結ぶ東日本の要衝として、また埼玉県内の経済・物流の拠点として、重要な位置づけを担っています。
大宮駅東口には、一番街やウエストサイドストリートをはじめとする活気ある横丁・商店街や、RaiBoCHall(市民会館おおみや)や、商業施設からなる再開発ビル「大宮門街」があり賑わいの風景が広がっています。
是非、活気ある大宮のまちを楽しんでください。
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ニューシャトルがぐるりと巡るJACK大宮
かわいい小さな車両のニューシャトルが、JACK 大宮という建物を巡っている風景は「これこそ大宮」という風景です。
JACK 大宮は、プラネタリウムやオフィスなどで構成される情報文化のビジネス拠点として、1987 年にオープンし、JACK とは、船首につける旗という意味があることから、情報化社会へ船出する旗印ということであり、童話「ジャックと豆の木」の連想で天に伸びゆくイメージもあります。
南側の丸みを帯びたプラネタリウムのある宇宙劇場の周囲を、やや角度を上げながら大栄橋の方へゆっくり昇っていくニューシャトルの姿は、宮沢賢治の童話に出てくる銀河鉄道を彷彿させます。
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デッキで結ぶソニックシティ、鐘塚公園、そしてビル群
デッキで結ぶ大宮駅西口の近代的な風景は、新しい時代の大宮駅とともに誕生しました。
大宮駅西口周辺には、庚申神社や国鉄の官舎などがありましたが、大規模な市街地開発事業が進められ、ソニックシティや鐘塚公園になりました。
また、1982 年の東北新幹線開業に伴う大宮駅の改造によって、当時としては日本一長いデッキが建設され、大宮駅西口と周辺のビル群が結ばれました。
鐘塚公園から見上げるソニックシティの風景は大宮の象徴の一つで、青い空に向って伸びる白いビルや夕日に照らされた真っ赤なビルなど、季節や時間ごとに表情を変え、見ていて飽きさせない風景です。
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そぞろ歩きに恰好のさくら並木通り
さくら並木通りは、シーノ大宮の北側から三橋小学校の手前までの約1 キロメートルの通りです。住宅街にあり、一方通行なので車の往来も少なく、大変静かな通りとなっています。歩道もセンス良く整備されているので、そぞろ歩きに恰好の通りといえます。端から端まで何本の桜があるか、数えながら歩くのも良いでしょう。
桜の満開時はピンクの空が続く素晴らしい風景で、花びらが散る時も感動的な道になります。
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切敷川(鴻沼川)を彩る橋、花々、カモたち
切敷川(鴻沼川)は水源のある北区から始まり、大宮区の西部を南下し、中央区へと流れています。川に沿った道が少ないので、川の流れを横から見る風景にはあまり出会えませんが、区内には、風景を引き立たせる30 の橋があります。学橋、普門橋、不惑橋、見返り橋、日の出橋、富士見橋、氷川橋、栄橋など、名の由来が興味深い橋が数多くあります。
橋の上から眺める切敷川の風景は、タンポポなどが咲く花の季節、流れの両側に続く緑が鮮やかに輝く季節など、どれもお勧めです。
カモやシラサギといったかわいらしい鳥たちも水遊びにやって来ます。
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歴史と天然記念物がいっぱいの普門院
その昔、このあたりの領主金子駿河守大成公が室町時代の高僧月江正文和尚に帰依し、自分の屋敷をお寺にしたのが普門院のはじまりといわれています。
本堂左手の墓地には、江戸時代に大成領主だった旗本小栗忠政一族のお墓や、世界で最初に胃カメラを考案した宇治達郎博士のお墓などがあり、歴史や文化を感じさせるスポットとなっています。
また、本堂前のキャラ、客殿の前庭のタラヨウは市の天然記念物に指定されており、それぞれの季節ごとに普門院の風景に彩りを添えます。
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将門とダイダラボッチの大平公園
大平公園には二つの伝説があるといわれています。その一つの「将門伝説」です。武蔵の国の乱れを鎮めるために平将門がこの地に館を建て、逗留したというものです。
つまり「大いなる平家の館があった地」とのことから「大平」と名付けられたというものです。
もう一つの伝説が、「ダイダラボッチ伝説」です。公園にあるくぼみが大男ダイダラボッチの足跡といわれ、土地の名前も「ダイダラ」→「大平(だいだいら)」→「大平(おおだいら)」になったというものです。
子ども用の遊具や高齢者向けのすこやか遊具もあるため、老若男女が集う笑い声の絶えない憩いの広場となっています。
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高速道路と広くゆったりした公園
上小小学校前にある長い歩道橋に立つと、未来的な風景が楽しめます。高速道路の出入口があり、中央部分は道路に沿って広々とした広場になっています。
また、遠くを眺めると高層マンションやソニックシティ、新都心のビル群も見えます。西に落ちる夕日も美しく夜景の眺めもお勧めです。
公園は、レンガ風のタイルが敷き詰められ、あちらこちらにベンチがあります。
ゆったりと散歩する人、ベンチで読書をする人、犬を連れている人など、地域の方々の憩いの場となっています。
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鴨川の流れ、土手の桜と三橋の田んぼ
大宮区と西区の境を流れる鴨川。
学校橋の近くにある関沼には、葦が生い茂り、多くの野鳥が飛来するので、野鳥観察施設が作られています。木道も整備されていて、葦の中から見る景色もすばらしいものです。
関沼の南にあたる一帯は、現在も大宮区中心部からは想像もつかない広大な水田が広がっています。春の田起こしから初夏の田植え、盛夏にかけての稲穂の色の変化、といった具合に、季節ごとの変化を楽しめます。特に一面黄金色に輝く秋の風景は最高です。
また、北の新平和橋から南の藤橋までの約4 キロメートルは眺望が開けていてウォーキングに最適です。
特に鴨川の南側の土手には桜が植えられ、「ここの桜は大宮一だよ」と、地元の人が自慢するほどです。
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古代の風吹く稲荷塚古墳など側ヶ谷戸古墳群
鴨川沿いに点在する側ヶ谷戸古墳群は、1500 年ほど前の古代を感じさせてくれる貴重な「大宮の顔」です。
大宮国際中等教育学校の正門を入った左手に、群中でもっとも大きな円墳である稲荷塚古墳があります。大きな茂みに覆われた小高い丘となっており、石段を登り墳頂に立つことができます。古墳時代には広々とした風景を望むことができたでしょう。
周辺には、茶臼塚古墳、台耕地稲荷塚古墳、上之稲荷古墳、山王山古墳などもあります。古代の雰囲気にひたりながら散策してみてはいがでしょうか。
※稲荷塚古墳は大宮国際中央教育学校の校内にあり、立ち入る際は、許可を得てください。
※上之稲荷古墳は私有地内にあり、見学の際は、近所の方、他の見学者の迷惑とならないようにお願いします。
※山王山古墳は慈寶院の境内にあり、常時公開されていませんので、見学の際は、管理者の許可を得てください。
また、境内は管理者の意向により撮影が禁止となっています。
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