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更新日付:2024年4月25日 / ページ番号:C019515
平成13年5月1日に旧大宮・浦和・与野の3市が合併し、さいたま市が誕生しました。そして、平成15年4月に本市が政令指定都市に移行し、市内に9区の行政区が誕生し、そのうちの1区として北区が誕生しました。
この地に人が暮らし始めたのはかなり古く、奈良町の奈良瀬戸遺跡からは縄文時代早期から晩期に渡る遺物が出土しています。また、吉野町の吉野原遺跡は弥生時代後期の集落跡であり、同遺跡の古墳時代の住居跡からは鎌、鍬などの鉄製農具がみつかっています。
市立大宮北高等学校の南側の林の中には鎌倉街道と呼ばれる道があり、この付近の鴨川沿いの斜面林にある湧水は「三貫清水」と呼ばれています。この名前は「太田道灌がこの地を通った折、付近の里人がこの清水でお茶をたてて献上したところ、大そう喜んで三貫文の褒美を賜った」ことにちなんで名づけられたと言われています。
毎年元日の午前零時から「日進神社」に奉納される「日進餅つき踊り」は、市指定の無形民俗文化財です。江戸時代に中山道で大名や武士の慰安と接待を兼ねて餅つきをしたのが始まりといわれ、現在まで地域の伝統文化として連綿と受け継がれています。
盆栽町に「大宮盆栽村」が誕生したのは大正14年とされています。当時、草深い山林地帯であったこの地に東京から数件の盆栽業者が移り住み盆栽の育成にいそしみ、土地の愛好者を刺激し、次第に盆栽を生業とする者が増加し、盆栽村を形成しました。平成24年に開村90年を迎えました。平成22年3月には「大宮盆栽美術館」が開館し、「大宮盆栽村」観光の拠点施設として、世界に誇る盆栽の名品や盆栽に関わる美術品、歴史・民俗資料等を展示します。
盆栽町にある「漫画会館」は、日本近代漫画の先駆者北沢楽天の旧居跡に開館する漫画文化の美術館です。北沢楽天は、風刺画を近代漫画として確立し、庶民の生活や世相をユーモラスな漫画で表現しました。館内では、北沢楽天の作品や遺品の展示、漫画単行本の公開、特別展示企画展などが行われています。
平成20年5月には複合施設プラザノースがオープンしました。市民の生涯学習や芸術文化活動のニーズに対応し、地域の活性化や地域づくりを支援するため、芸術創造、ユーモア機能を特色として加え、ホール、図書館、音楽スタジオなどを備えています。また、区の行政機能を担う区役所も所在しています。
このプラザノースの敷地はかつて富士重工業大宮製作所(戦前は中島飛行機製作所)の一部でしたが、昭和6年から昭和13年まで大宮競馬場がありました。現在、この地区は区画整理によって大きく姿を変えましたが、プラザノース内の区役所棟の西側には競馬場を偲ぶ記念碑があります。
北区役所/区民生活部/総務課
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