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『楽しみながら環境を学べる!地域交流スポット・桜環境センター』~桜区~
トピックス
こんにちは。子育て情報局員のみきこです。桜環境センターをご紹介します。
8月のお盆明け、夏休み中の小学生3人と大人3人で取材に伺いました。
荒川沿いにあり、余熱体験施設・環境啓発施設・ごみ処理施設の3構成からなる広大な施設。
今年で10年になります。
ごみ処理やリサイクルだけでなく、お風呂やプール、レストラン、ビオトープもあり、地域のコミュニケーションの場としても活用されています。
今回、環境啓発施設の職員、深町さんと永井さんにお話を伺いました。
●環境啓発施設
2階の3Rコーナーは、環境について考える入口にしてほしいとの想いから、遊びを通して楽しみながら3R(※3Rとは リユース(再利用)・リデュース(減らす)・リサイクル(再生のこと)や防災について意識を高められる工夫が盛り沢山。
例えば、新聞紙の輪なげ・ゴミ分別ゲーム・環境すごろく・段ボールのぽっくり歩き、シーオ(ビオトープ)にいる生き物の塗り絵やエコなお話の大型絵本などがあります。
子ども達は遊びに夢中になり、私は余ったチラシでイカ紙飛行機を作りました。
着物の帯で作ったティッシュケースなどアップサイクルの展示もありました。また、季節のエコ工作、布でつくるお花と 凧(紙)が作れます。
それらのアイデアは、全て職員さんが企画・準備し、手作りしたもので、ほっこり温かみを感じられる空間でした。
2階の廊下には発火の恐れがある、ゲーム機や充電器など身近なものが実際に展示されていて、子どもたちも「それ、うちにあるー!」と関心を持って見ていました。
ごみ処理施設では、一日に約5件も発火事故がおきていて、危険物の有無を最終的には手作業で確認していると聞き驚きました。
●ビオトープ シーオSEEO(Sakura Environment Ecosystem Observation)
地域の自然の再生を目標に作られ、2024年さいたま市初、環境省の自然共生サイトに認定されたビオトープ。今では年間約500種類の生き物が生息。たまにタヌキが現れ、サギの仲間も飛んでくるそうです。
木の茂みには小鳥が次々とやってきて鳴き声が聞こえます。
水田には稲がよく育っていました。田植えや稲刈り体験はとても人気があるそうです。
パンダ色のコシアキトンボが飛び交い、水田にはヤゴ・アメンボ・カエルが多く見られました。直射日光を避けていたカエルたちは、嬉々とした子どもたちが草でつつこうすると、スイスイと泳いでのんびり奥へと移動していきます。ここは安全な場所だとわかっているようでした。
●感想
レストランを利用した際、広々とした大広間もあり、赤ちゃん連れでも安心と感じました。
環境を守る大切さに気づき小さな行動にうつすには、実際に自然とふれあって何かに感動した経験や、ごみ処理時の熱エネルギーを利用したお風呂やウォーキングプールを楽しんだという実体験は大切だと思います。
施設は清潔感があり、子どもと一緒に楽しみながら学べる場所なので、沢山の方に存在を知って頂き、訪れてほしいと感じました。
次回は子どもたちとごみ処理施設見学やイベントを体験し、ゆっくりお風呂に入ろうと思います。
もちろん、一人でのんびり息抜き利用も。
■施設情報
〇場所 さいたま市桜区新開4-2-1
〇アクセス
電車 JR武蔵野線 「西浦和駅」下車約徒歩15分
無料駐車場あり 一般200台
武蔵浦和駅、中浦和駅、西浦和駅、桜区役所から無料送迎バスあり
〇管理棟
1・2階 環境啓発施設(無料)
3・4階 余熱体験施設(有料)
※大浴場等はオムツのとれていない乳幼児不可
授乳室完備 ベビーシートあり。使用時は1階受付に声がけを
おむつ換え可能
2階女子トイレ内個室にベビーチェアあり
〇見学施設
ごみ処理施設の無料見学:毎日14時開始(1階総合受付にて13時半から受付)
※休館日を除く。開催日はHPで確認を
〇イベント関連
・桜リユースマーケット(定期開催)
さいたま市民ならだれでも、不要なものを無料で持ち込んだり、必要な人が無料で持ち帰ったりできます。
1点につき1枚メッセージカードを持ち込む人、持ち帰る人それぞれが記入します。
・シーオそだて隊各種イベント(定期開催)
田植え・稲刈り、生き物調査、稲わらで正月飾り作りなど
・桜サマースクール(夏休み限定)
・桜エコ・フェスタ2025 (11/9開催)
桜環境センターの最大のイベント!環境を大切にしている企業や団体など、手作り食品・雑貨・野菜販売・ワークショップなどを行います。
*「子どもフリーマーケット」開催
今年初の試み。保護者同伴のもと、子ども店長(小中学生)によるお店。
(文:みきこ 写真:イバンヌ)
(掲載日:2025年9月16日)