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更新日付:2024年1月23日 / ページ番号:C068700
トコジラミは、別名ナンキンムシとも呼ばれるカメムシの仲間です。
昼間は、室内の柱や壁の割れ目、畳、ベッドや家具などの狭い隙間にひそみ、夜間に出てきて、寝ている人の手、足、顔など露出した部分に口を刺して血を吸います。寝具の中まで入ってくることはありません。
刺された場所はひどいかゆみが出たり赤く腫れたりしますが、抗ヒスタミン軟膏など適切な薬の使用で快方に向かいます。
トコジラミは、世界中の温帯地域で見られ、日本でも第二次世界大戦のころには多くの被害がみられましたが、殺虫剤の普及により1970年ごろには減少していました。
しかし近年、海外からの荷物やスーツケースの隙間に入り込んだトコジラミやトコジラミの卵が持ち込まれ、宿泊施設や家庭での被害が問題になっています。
・体長:成虫は5から8ミリメートル
・体色:赤褐色
・寿命:成虫は1年程度で、吸血しなくても20から30日は生きることができます。
・産卵数:1日2から5個の卵を隠れ場所に産み、3か月くらい産卵し続けます。
・発生場所:室内の柱や壁の割れ目、畳、ベッドや家具などの狭い隙間。隠れ場所は、黒褐色の汚れがつき、カメムシ特有のにおいがあります。
保健衛生局/健康科学研究センター/生活科学課
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