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更新日付:2025年3月11日 / ページ番号:C022461

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食品を食べる害虫『ノシメマダラメイガ』

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ノシメマダラメイガは、蛾(ガ)の一種で、日本国内に広く分布しています。
幼虫のかじる力は強く、食品の包装材に穴をあけて侵入し、穀類や豆類のほか、菓子などさまざまな食品を食べます。幼虫は、糸を吐いて食品をつなぎ合わせて巣を作ります。また、やや赤褐色で粒状の糞をします。
成虫は寿命が一週間程度で、えさの周辺に卵を産みつけますが、食品を食べることはありません。
関東付近では、春から秋にかけて活動が活発になり、幼虫で越冬します。

ポン菓子
米菓子の袋に見られた幼虫の糞(茶色)
袋の外からは幼虫は見えませんでしたが、
袋の中には100匹以上の幼虫がいました。
ノシメマダラメイガの幼虫が吐いた糸でおおわれた大豆の写真
幼虫が吐いた糸で覆われた大豆
ノシメマダラメイガの糸
幼虫が吐いた細い糸
(簡易電子顕微鏡で撮影)

予防のポイント

・食品は、プラスチックや金属製などのしっかりした密閉容器に保管すると、幼虫の侵入と成虫による産卵を防ぐことができます。
・食品の保管場所は、定期的に清掃して清潔に保ちましょう。
 

参考リンク(さいたま市とアース製薬株式会社は包括連携協定を締結しています)

ノシメマダラメイガの写真

ノシメマダラメイガは、たまご→幼虫→さなぎ→成虫の順に成長します。

幼虫

体長:成長すると10ミリメートル前後
体色:頭部は黄褐色、体は淡黄白色

米を食べるノシメマダラメイガの幼虫
米を食べる幼虫
ノシメ幼虫(シャーレ拡大)
米菓子の中にいた幼虫

さなぎ

体長:7ミリメートル前後
体色:黄褐色

ノシメマダラメイガさなぎの写真







 

成虫

体長:羽を広げた長さ13から16ミリメートル
体色:羽の前半が淡黄色、後半が赤褐色

ノシメマダラメイガ成虫の写真
成虫
成虫(上から)×1.0
          成虫(実体顕微鏡で撮影)
成虫(横から)×1.0
成虫(実体顕微鏡で撮影)
成虫(顔)×4.0
成虫の顔(実体顕微鏡で撮影)
成虫(翅)×10.0
翅(はね)の鱗粉(りんぷん)
(実体顕微鏡で撮影)

補足:1000μm(マイクロメートル)は、1mm(ミリメートル)です。

関連リンク

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電話番号:048-840-2260 ファックス:048-840-2267

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