ページの本文です。
更新日付:2024年1月23日 / ページ番号:C018864
コクゾウムシ(穀象虫)は、甲虫目オサゾウムシ科の一種で、象の鼻のように頭の先が長く、「コメの虫」として江戸時代から知られていました。
成虫は約2から4ミリメートル、幼虫は約3ミリメートル。
成虫、幼虫ともに米、麦、とうもろこしなどの貯蔵穀物をはじめ、加工食品(乾めん、マカロニなど)も食べます。
コクゾウムシは28から29度を好み、条件が良ければ1か月で卵から成虫となります。成虫は細長い口で穀物の粒に穴をあけ、その中に1個ずつ卵を産み込みます。ふ化した幼虫は穀物の粒の中で育ってさなぎになり、成虫となって外に出ます。
また、15度以下あるいは33度以上では繁殖できません。年2から3世代発生し、成虫は休眠状態で越冬し、一部の幼虫は穀物の粒の中で越冬します。
この虫を食べてしまったことによる健康被害の報告はありませんが、食品を適切に保存してコクゾウムシの発生を最小限に抑えましょう。
保健衛生局/健康科学研究センター/生活科学課
電話番号:048-840-2260 ファックス:048-840-2267