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更新日付:2015年5月1日 / ページ番号:C035808
遠くの景色を見渡した時、建物や山々がはっきりと見える時もあれば、同じ場所からでももやがかかって姿が見えない時もある、といった経験をされたことはありませんか。
健康科学研究センター(以下「センター」と表記します)の屋上からは遠くの景色を見渡すことができ、空が澄んだ日には東京スカイツリーや富士山を望むことができます。一方、天候や大気の状態によっては、近くのさいたま新都心ビル群すら霞んで見えることもあります。そのような状況を皆さんにご紹介したく、毎月センター屋上で行っている有害大気汚染物質モニタリング調査にあわせて、屋上からの大気観察を行っています。
1.屋上からの写真
2.大気調査時の気温と湿度
3.ろ紙の写真
センター屋上から、さいたま新都心ビル群(約2.3キロメートル)、東京スカイツリー(約25キロメートル)、富士山(約100キロメートル)を撮影します。
遠くの景色が霞むのにはいろいろな原因がありますが、ここでは参考として、原因の一つと考えられるSPM(浮遊粒子状物質)やOx(光化学オキシダント)の撮影時の測定値(速報)を表示します。また、その時の気象状況として風向風速の測定値(速報)を合わせて示します。
用語 | 説明 |
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SPM(浮遊粒子状物質) | 大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径が10マイクロメートル(0.01ミリメートル)以下のものです。粒径10マイクロメートル以下の粒子は大気中に比較的長期間滞留するという特徴があります。 |
Ox(光化学オキシダント) | 工場や自動車から排出されたガス(窒素酸化物や炭化水素)が、太陽光線に含まれる紫外線と反応することで生成される酸化性物質の総称です。光化学スモッグの原因となります。 |
風向 | 風の吹いてくる方向を16方位で示すものです。 |
風速 | 単位時間に大気が移動した距離を示すものです。 |
測定値(速報) | さいたま市役所測定局の測定値(速報)を表示します。 |
大気調査を行っている24時間の10分毎の気温、湿度をグラフで表示します。
試料採取装置(ハイボリウムエアサンプラ)を用い、大気約1440立方メートル(144万リットル)を強制的に吸引し、大気中の粉じん(ちりやほこりなど)を採取したろ紙の写真を撮影します。ろ紙は、粒径0.3マイクロメートル(0.0003ミリメートル)の粒子状物質が99パーセント以上の捕集できるものを使用しています。
保健衛生局/健康科学研究センター/環境科学課 大気係
電話番号:048-840-2265 ファックス:048-840-2267