ページの本文です。
更新日付:2018年3月23日 / ページ番号:C019937
クワズイモはサトイモ科の植物で、主に観葉植物として栽培されています。葉の形がサトイモやハスイモと似ているために誤って食べ、食中毒を引き起こす例が多く見られます。
地上部
葉部
根元部
厚生労働省の報告では、クワズイモによる食中毒事例が2008年から2017年の10年間で、12件、患者数47人となっています。
食中毒の原因物質は、クワズイモに多く含まれている、シュウ酸カルシウムと考えられています。
シュウ酸カルシウムは無色で、水にはほとんど溶けません。植物中では針状の結晶で存在します。これがクワズイモには特に多く含まれており、食べた直後に唇の腫れや、口の中のしびれ、嘔吐などを引き起こします。
保健衛生局/健康科学研究センター/生活科学課
電話番号:048-840-2260 ファックス:048-840-2267