令和7年11月25日(火)に鉄道博物館において、北消防署消防2課 特別救助隊が救助訓練を実施しました。
高所作業中の職員が気分不快で動けなくなってしまったという想定内容で、構造と特性が異なる2種類のロープを使用した救助訓練を実施しました。
さいたま市消防局は、2種類の救助ロープを使用しています。
一つは従来から国内の消防で広く用いられてきた三つ打ちロープと、もう一方は欧米や山岳救助で多く使用されている編み構造ロープです。
三つ打ちロープは昭和53年に制定された消防救助操法の基準として使用されており、緊急消防援助隊などの広域応援の活動時において各消防本部の共通認識が図ることができます。
一方、編み構造ロープは伸び率の少ないローストレッチロープを使用し、滑車を使用し倍力を組むことで長距離の救出や要救助者とアテンドをつけた救助隊員2名の救出時に適しています。
さいたま市消防局では、平成20年から救助体系の選択肢を増やすことで救助活動の質を向上させるという目的で、編み構造ロープが導入されています。今回の訓練では、それぞれの救助方法の特性を再認識することができました。
今回の貴重な訓練を糧にし救助技術を向上させることで、市民の安心・安全に努めていきます。




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