都会の真ん中で、
気軽に語り合える空間
木を基調としたナチュラルな空間で、聞き上手な店長や個性的な人たちとアート作品を眺めながらつい語らいたくなってしまう。
JR浦和駅から5分ほど歩いたオフィスビル内にあるのは、そんなコミュニティスペース「ONVO SALON URAWA」(以下:ONVO)。ここでは多彩なバックグラウンドを持つ人たちが集まり語り合うイベント『さらスペース』が定期的に開催されています。
ONVO店長の兵藤さんと、様々なイベントを企画・運営する「まちいと」代表の大熊さんにお話を聞きました。
大熊あゆ美さん(左)「まちいと」代表
「ONVO SALON URAWA」で定期的にイベント『さらスペース』を企画
兵藤裕子さん(右)
人と人がつながるコミュニティスペース「ONVO SALON URAWA」店長
自分を「さらせる場所」
『さらスペース』
『さらスペース』は、以前ONVOに立ち寄った大熊さんがこの場所を活用して何かできないかと企画したもの。今では大熊さんによる企画だけでなく、想いに賛同した方々による様々な語り合いのイベントやワークショップが開催されています。
この日開催された「豊かな暮らしを考える会」では、エンジニアや個人事業主、主婦など多様な参加者が、子どもの頃叶えたかったことや今挑戦したいことなどをさらけ出し、思い思いの「夢」を語り合いました。
大熊さんは、ONVOの心理的に安全が保てる空間で自分をさらけ出して素の対話を行うことで、参加者自身に何か新しい発見が生まれてほしいと言います。「『これをやってみたい』という声を後押ししていく中で、様々なテーマの企画を行う主催者が増えてくれれば嬉しいです。最終的にみなさんだけで企画・実行できる状態までサポートすることが私にとってもやりがいですし、それが地域への『応援』なのではと信じています」と話します。
「ONVOで開催される展覧会やワークショップなどを通じて、人の交流が起こり、新しいことが生まれたら嬉しい」と兵藤さん。これからもONVOを通じて様々な機会を創出していきたいとのこと。「参加者が肩肘張らず素顔で人と話すことで、自分の内にある感情に気づくきっかけをつくり、豊かな暮らしづくりのお手伝いをしていきたいです。まずは気軽に訪れてほしいです」。
ゲストにファイナンシャルプランナーの山﨑香織さんを迎え、「夢を語る」をテーマに「小さい頃は獣医になりたかった!」「いつかクレープ屋さんをやってみたいな~」など、和気あいあいと語り合いました♪
街に「新しい」を生み出す
人と人との交流の場
年々人口は増加し、駅周辺の再開発が進むなど活気を見せるさいたま市。一方、どんな人がどんな想いを持ちながらこの街で暮らしているか、知る機会はなかなかありません。街の人たちが交流し、心を通わせることができる『さらスペース』が生まれたのは、集まる人を安心感で受け止めてくれるONVOという場があったからこそ。新しい発想の種が育ち、新しい交流が生まれていくにはこういった場所が必要だと感じました。