区長あいさつ（令和6年8月）

区長あいさつ（令和6年8月）

立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続きますが、、皆さんお障（さわ）りなくお過ごしでしょうか。
今年も、夏の終わりの風物詩として定着しております「さいたまの盆踊り」が、22日（木）～24日（土）にＪＲ北与野駅南口広場において開催されます。この「さいたまの盆踊り」は、昨年、50周年を迎えましたが、これからも、100回、200回と続いていって欲しいと思っております。夏休みの終わりに、子供から大人まで楽しめるイベントを、ご家族皆様で満喫してはいかがでしょう。
関東地方に接近する台風は、過去10年の統計をみると8月～10月にかけて多くなります。昨今は台風だけではなく、ゲリラ豪雨や線状降水帯による、局所的豪雨や長時間に渡る大雨が各地で被害をもたらしてしております。最新の天気予報をチェックし、家や周辺の点検を行う等、大雨になっても被害が最小限に止（とど）まるよう事前の準備をお願いいたします。

中央区長　北里大介



さいたまの盆踊り会場にて

 

6月のアルバム

令和6年度中央区防犯講演会

24日（月）14時からさいたま市産業文化センターにて、令和6年度中央区防犯講演会（主催：中央区防犯協議会／吉野会長）が開催されました。主催者である吉野会長のあいさつで始まり、私もあいさつをさせていただき、来賓の浦和西警察署生活安全課の山田課長より、埼玉県内・浦和西警察署管内の事件・事故等の近況を交えたご挨拶をいただきました。続いて、今回のメインである講演会となりましたが、今年は講師にメディア等で活躍されている元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課警部補の佐々木成三さん（一般社団法人スクールポリス理事）にお願いし、講演をしていただきました。メディアで活躍されておりますので、会場には佐々木講師ファンであろうと思われる方も見受けられました。講演で、特殊詐欺の被害に遭われている方の特徴として、65歳以上の高齢者が全体の90%を占めており、このうち「自分は被害に遭わない」と思っていた方が80%以上であった。電話による詐欺が多いので、留守番電話にすることも有効であるが、私は、迷惑電話防止機能付電話機をお勧めする。これは、最新のセキュリティ対策で特殊詐欺から守ってくれる。被害に遭わないためには、相手からの話を信用せず、常に情報は変化していくのでその都度の「ファクトチェック」（社会に広がっている情報・ニュースや言説が事実に基づいているかどうかを調べ、正確な情報を人々と共有する営み／真偽検証）が必須。等のお話しをクイズや来場者参加形式で分かり易く飽きさせないように進めてくださり、あっという間の一時間の講演でした。まとめとして、ひとつの情報を確認するという作業が今の人達には足りない。だから、詐欺に騙されたり、子どもたちがＳＮＳで騙されたりしている。情報を必ず確認するという習慣を是非取り入れていただき、何かあったら一人ではなく、周りの人や行政・警察に相談する大切さを知ってもらいたいとお話しくださり、講演会が終了しました。今回の教えを忘れず、区役所も警察との連絡を密にし、被害防止に努めて参ります。佐々木講師、ありがとうございました。

　　　　　

佐々木成三講師と控室で

　　　　　　　　         　
　　
講演中の佐々木成三講師

 

7月のアルバム

緑のカーテン事業

2日（火）さいたま市の緑のカーテン事業で区役所の南側にゴーヤを植栽しました。総務課職員が2階からネットを張ってくれ、その下にプランターを並べゴーヤの苗を植えました。少しでも冷房の使用抑制による省エネルギー効果となればと期待しております。 昨年は実があまりならなっかたので、試しに今回は地植えで数本植えてみました。たくさんゴーヤが出来れば、庁舎ロビーで配布する予定ですので、楽しみにお待ちください。

　
ゴーヤを植栽しました

中央区役所消防訓練

3日（水）毎年、年2回行っている消防訓練の令和6年度第1回目を行いました。今回は中央消防署の職員を講師に迎え、消防（119番）への模擬通報訓練、負傷者の搬送訓練、AED等を用いた救護訓練を行いました。消防へ通報する際は、相手（指令センター）が聞くことを慌てず答えてくれれば良いが、住所だけは答えられるように、わからない場合は目標となる建物を答えられるようにとレクチャーを受け、実際に消防（指令センター）へ架電する模擬通報訓練では、3分位電話で話をしておりましたが、住所を聞いた時点で消防車や救急車への出動指令は出ているので安心してくださいとの補足説明がありました。次の負傷者搬送訓練では、一人で搬送する方法や、二人で搬送する方法をグループに分かれ、講師指導の基、実際に体験しました。最後に、一次救命処置の方法を教えていただきました。流れとしては、傷病者の発生⇒安全を確保する⇒反応を確認する⇒大きな声で周りに応援を呼ぶ⇒119番通報・AEDの手配を依頼⇒呼吸の確認（していない場合）⇒胸骨圧迫（心肺蘇生）⇒AEDの使用（音声でメッセージが流れるのでその通りに従う）以上が大まかな流れでしたが、参加者全員が、練習用の人形とAEDトレーナー（練習用のAED）を使い、胸骨圧迫・AEDの使い方を練習しました。見ているだけ、聞いているだけの訓練ではなく、参加者全員が全て真剣に体験しましたので、もしもの時には訓練を活かせると思っております。職員として大事な訓練ですので、これからも続けてまいります。


練習用のAEDを用いた除細動（電気ショック）の訓練

 

未来くるワーク体験

9日（火）今年も未来くるワーク体験で与野西中学校の2年生3人が中央区役所に来てくれました。今年は、男子2名・女子1名という初めてのグループ編成でした。初日はコミュニティ課と高齢介護課を、2日目は保健センターとくらし応援室を最終日の午前中は、保険年金課の業務を体験し、午後からは中央区役所恒例の職員へのインタビューという日程でした。3日間慣れない所で緊張もし、大変だったでしょうが、将来のため今回の体験が少しでも役に立てるようであれば嬉しいです。今後も勉強・クラブ活動に頑張ってください。ちなみに、私の出身校である与野西中は、今年創立70周年を迎えます。9月7日の記念式典に参加させていただきますが、母校の周年式典に参加するのは感慨深いものがあります。
　　　　

与野西中の生徒さんと区長室で記念撮影　

 

与野の夏祭り

13日（土）14日（日）今年も、歴史のある与野夏祭りが本町通り周辺で盛大に開催されました。当日は雨が心配されましたが、午後から晴れて夏らしい陽気となりました。午後4時過ぎからの開会セレモニーが始まる頃には、本町通りが人で溢れておりました。皆さん、夏祭りを待ってたんですね。神輿を担ぐ方も、沿道から声援を掛ける方も皆さん笑顔、笑顔でした。そして、今年も中学生がたくさん参加してくれておりました。担いでる中学生は汗をかきながらも楽しそうで、それを見ているだけでこちらも嬉しくなりました。歴史ある与野の夏祭りを今後も若い世代が継承し、続いていって欲しいと願っております。関係者の皆さん、ありがとうございました。

　　　　　　
開会セレモニー（写真左から、日野副市長、清水市長、原委員長、帆足市議会議長、北里）
　　　　　　
　　
各町会の神輿が上町氷川神社に集まります（写真は仲町）
　　

夏祭り会場の様子（本町通り）
 

第10回区の花バラの写真コンクール審査委員会

 

18日（木）区の花であるバラをテーマにした写真を対象に行っておりますコンクールが、今回で節目の10回目となりました。応募数は、231作品（106名）で過去最高となりました。審査委員会（委員：三浦委員長、大原委員、井原委員、建部委員、深谷委員、区長、副区長、以上7名）の三浦審査委員長も冒頭のあいさつで、「第1回目から審査を行っているが、作品数が一番多く、選ぶのに難しい。嬉しい悲鳴です。」と笑顔でおっしゃっていました。応募数も多かったのですが、どの作品も工夫されており、三浦委員長が話されていた通り、例年以上に選考に時間がかかりました。今回決まった入賞・入選作品については、区報9月号に入賞作品を掲載し、9月頃区のホームページに入賞・入選作品を掲載します。また、9月13日（金）～11月15日（金）の期間に区役所1階ロビーにて展示する予定となっております。来年も5月頃に写真を募集する予定ですので、バラ好きな方や写真に興味がある方は是非応募してください。お待ちしております。
　　　　　　　　　　　　　　
　　
審査会の様子（写真左から井原委員、北里、頭を抱える髙木副区長、三浦委員長）

 

7月の区民ギャラリー（市民食堂）

今月は、浦和レッズの写真展でした。

　　　　　

食堂入口に飾られた実物大のMFのサミュエル　グスタフソン選手（#11）の等身大パネルがお出迎え

　　　
　　　　　


 　　　　　　　　　　　　　　　
　

◇ ひとりごと ◇

中央区防犯講演会で、講師をお願いした元埼玉県警の刑事であった佐々木成三さんに初めてお会いしました。元刑事とお聞きしていましたので、少し怖い方なのかなと思っておりましたが（警察の皆さん、すみません。私個人の勝手な思い込みです）、お会いし、お話をさせていただいたら、凄く気さくでソフトな方でオーラがありました。しかも、私と違いイケメンで、メディアに引っ張りだこというのも理解できました。メディアにたくさん出ているので、会場にも佐々木さんのファンであろうと思われる方がいらっしゃり、普通の講演会等では会場の後ろの方から席が埋まりますが、今回は前の方から埋まりました。講演も分かり易くユーモアを交え、ステージに上がった来場者と、参加型のクイズをしたりと飽きさせずに、会場を佐々木ワールドの世界に引き込んでおりました。講演会が終わり、参加者が退場する際には、ロビーでお見送りをされ、その際にも写真撮影やサインを気軽に笑顔で受けており、人柄の良さがにじみ出ておりました。来年も佐々木さんの日程さえ都合がつけば講師をお願いしたいなと思っております。特殊詐欺での被害は、市内でも起こっております。電話には出ずに留守番電話にしたり、迷惑電話防止機能付き電話機にするとか、まず、自己防衛に努め、何かあったら自分一人で解決せずに家族、行政、警察に相談する。また、「自分は被害に遭わない」と思う考えは止め、「自分は詐欺に騙されやすい」という認識を持つことが大事だとのことです。私も考えを改めます。

 

8月の主なイベントのご紹介

☆区民ギャラリー（市民食堂）は、「ボランティア絵手紙さなえの会」さんの作品展示です。
☆22日（木）～24日（土）さいたまの盆踊り（JR北与野駅南口広場）