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更新日付:2026年9月2日 / ページ番号:C133359
さいたま国際芸術祭実行委員会は、2027年10月23日(土曜日)から12月26日(日曜日)まで開催する「さいたま国際芸術祭2027」のテーマ「Awe![オゥ]」と公式ロゴデザインを決定しましたので、お知らせします。
「Awe(オゥ)」とは、圧倒的なものや世界の不思議に触れたときに生まれる畏敬・驚嘆の感情を指す言葉です。
4回目の開催となる本芸術祭では、日常の風景のなかに国内外アーティストの多様な表現を展開することで、来場者一人ひとりの内に「心のふるえ」を呼び覚ますことを目指します。
公式ロゴは、グラフィックデザイナーの小玉 文氏(BULLET Inc.) が担当。
驚きとともに“タマシイが飛び出す”瞬間を「!」のかたちで象徴的に表現しました。
参加アーティストおよびプログラムの詳細は、本テーマをもとに今後順次発表してまいります。
さいたま国際芸術祭2027は、浦和駅周辺をメインエリアに、まち全体を舞台とした回遊型の芸術祭として開催します。人々の日常の風景や、これまで意識されてこなかった空間に、国内外のアーティストによる多様な作品を展開することで、見慣れた景色の新たな魅力を発見し、作品との出会いやまちでの体験のなかで、感動や発見、驚きといった「心のふるえ」を呼び覚まします。そして、アーティストの多様な表現に出会いながら、自らの感性や主体性を再び見出す契機となり、一人ひとりの感受性が、まちと未来をひらいていく力へと育まれる芸術祭を目指します。
■名称
さいたま国際芸術祭2027
■会期
2027年10月23日(土曜日)から12月26日(日曜日)まで[65日間]
■会場
【メインエリア:浦和駅周辺】
Urawa U Hall(市民会館うらわ)、旧市民会館うらわ跡地、うらわ美術館、埼玉会館、埼玉県立近代美術館 ほか
【その他エリア:与野本町駅から大宮駅、岩槻駅周辺】
RaiBoC Hall(市民会館おおみや)、大宮盆栽美術館、漫画会館、鉄道博物館、彩の国さいたま芸術劇場、岩槻人形博物館、市民会館いわつき ほか
■主催
さいたま国際芸術祭実行委員会
■企画体制
プロデューサー 芹沢 高志
アートプロジェクト・ディレクター 湯浅 永麻
市民プロジェクト・ディレクター 小林 優佳
ディレクタープロフィールはこちら
さいたま国際芸術祭2027開催実施計画はこちらから
Awe![オゥ]
最後に心がふるえた瞬間はいつでしたか?
日常の中で、小さな奇跡に出会ったとき。
自然の壮大さや、人の生と死の儚さに触れたとき。
ふと胸の奥がゆれる― あの感覚です。
宇宙から地球を見た宇宙飛行士は
国境や政治的な分断を越えたこの星の美しさに息をのみ、
言葉を失うほどの感覚を味わったといいます。
それは、まるで世界のつながりを一瞬だけ悟ったかのような、
静かな気づきのようです。
そのふるえは、Awe(畏敬・驚嘆)と呼ばれることがあります。
「Oh!」と思わず声がこぼれるような、圧倒的なものに出会ったときの感動。
「おぉ…」と静かに染み込んでいく、もののあはれとして語られてきた情緒的な感動。
どちらのふるえも、世界の不思議に触れた瞬間に生まれる
言葉では表しきれない感覚です。
けれど、日常の私たちにとって、その悟りを常に保つのは簡単ではありません。
一瞬感じた世界のつながりや一体感は、明滅するように消えたり戻ったりし、
協力や調和がいつも保たれているわけではなく、争いや対立も繰り返されます。
異なる価値観や理解しきれない存在が同時にある―
その揺らぎの中で、私たちはそれぞれの瞬間を手探りで生きています。
この芸術祭によって、境界を越えて立ち上がる表現が時間と空間を紡ぐ中で、
時に“言葉にならないもの”と出会い、心をふるわせ、
“地球のいま”を生きていることを思い出させてくれることを願います。
都市と自然、個と社会、過去と未来―
この芸術祭でAweが共感にとどまらず、
思いを巡らせるさまざまな体験として息づきますように。
テーマの決定にあたって
これまで私はダンサーとして、身体を通して表現することを続けてきました。だからこそ、情報があふれ、世界をスクリーン越しに理解しがちな現代に、もう一度、感動を身体に取り戻す必要があると感じています。芸術作品に触れ、言葉や知識を超えて、思わず「おぉ」と息をのみ、心がふるえる感覚。私は、こうした体験を表す「Awe[オゥ]」という言葉に、いま改めて向き合いたいと思い、今回の芸術祭のテーマに選びました。Aweを通して、世界と自分との関係をあらためて感じるきっかけになればと思います。
アートプロジェクト・ディレクター 湯浅 永麻

コンセプト
今回の芸術祭で、皆さんは様々な〈感動〉に出会うでしょう。
びっくりするような発見だったり、言葉にならない感情だったり。「Awe」「オゥ」とは、感動を表現する言葉です。
それを更に突き詰めたシンボルマークとして、驚きとともにタマシイが飛び出る「!」をデザインしました。
芸術との出会いを、タマシイで感じてください。
小玉 文(BULLET Inc.)
小玉 文 Aya Codama
BULLET Inc. 代表 / アートディレクター / グラフィックデザイナー / 東京造形大学 准教授 / 2013年にデザイン制作会社 株式会社BULLETを設立。ブランディング、ロゴ、パッケージなどのグラフィックデザイン全般を手がける一方、〈物質的な魅力〉を追求した政策表現にも取り組んでいる。主な受賞歴に、One Show(gold)、Pentawards(platinum)、Cannes Lions、D&AD、iF、グッドデザイン賞など。著書に『パッケージデザインの入り口』(MdN)。https://bullet-inc.jp/
【令和8年9月2日修正】
異なる端末においても画像のアスペクト比が維持されるよう、表示設定を調整しました。
■アートプロジェクト
「身体」を文化・言語・世代・価値観の差異を越える根源的な媒体と捉え、「Oh!」という圧倒的な驚きや、「おぉ…」と静かに染み入る情緒など、多様な「心のふるえ」の体験を重視したプログラムで構成します。市内各地では、アーティストがリサーチやワークショップの実施、市民との対話や共同制作などを通じて地域の人々と関わりながら、さいたま市の地域文化や人々の日常から着想を得た作品を創作し、まち全体を舞台としたサイト・スペシフィック(※)なプログラムを展開します。
※サイト・スペシフィック:美術作品が“特定の場所に帰属する”性質を示す用語。
出典|暮沢剛巳,artscape「現代美術用語辞典1.0」
■市民プロジェクト
アート領域で実績ある人材で構成するチームが企画構成を担当し、本市ゆかりのアーティストを中心とした展示や偶発的に作品と出会う仕掛け、体験型など、多彩なプログラムを展開します。また、2016年以来、芸術祭を共に作ってきた「さいたま国際芸術祭サポーター」とも協力し、市民参加型芸術祭として新たな市民および来訪者を誘います。
■連携プロジェクト
「盆栽」、「漫画」、「人形」、「鉄道」をはじめとする本市の魅力ある文化資源を活用したプログラムや、市内に所在する多彩な文化施設や団体、企業等と共同してプログラムを展開します。
これまでのさいたま国際芸術祭では、使用されなくなった公共施設をメイン会場にプロジェクトを展開してきました。本芸術祭では、これまでとは異なりメイン会場を設けず、メインエリアである浦和駅周辺を中心に、主要駅を起点として会場を配置します。日常の動線上に点在する各会場を巡る形式により、まち歩きと芸術体験が融合した「都市回遊型」の芸術祭を開催します。開催エリアは、浦和駅周辺に加え、与野本町駅から大宮駅周辺、岩槻駅周辺など市内各所で構成し、それぞれの歴史や文化、都市機能を生かしたプログラムを展開します。
—普段何気なく通り過ぎたあの場所が、あの店が、あの路地が、国際芸術祭の会場となり、アート作品を通じて新たな魅力を携えて眼前に出現します—






※本市のまちなかの風景を撮影したものであり、会場の様子を直接撮影したものではありません。
○メインエリア
【浦和駅周辺】
再開発が進む駅前と、古くから親しまれてきた寺社や商店街等が残る落ち着いた街並みが共存する特性を生かし、エリア全体を一体的な展示空間として構成します。各所に点在する文化施設やギャラリーなど、浦和の文化を支え、市民に親しまれてきた施設やこれからの浦和を象徴するUrawa U Hall(市民会館うらわ)のほか、旧市民会館うらわ跡地やまちなかなどの屋外も会場とし、それぞれの地域性や歴史を生かしたプログラムを展開します。来場者は各会場を巡ることで、都市の新旧が交差する風景や、文教都市として培われてきた文化の厚みを体感することができます。かつて「鎌倉文士に浦和絵描き」と称され、その名残がまちなかの各所に点在する浦和を舞台に、日常生活の延長線上に、多様な文化芸術に触れる機会を創出します。
○その他エリア
【与野本町駅から大宮駅周辺】
全国有数のターミナル駅である大宮駅周辺の都市活力と、氷川神社の門前町としての歴史的情緒、さらに大宮公園に広がる自然環境や大宮盆栽村に代表される文化資源が共存する特性を生かし、異なる時間軸と空間が交差し、多様な文化資源に触れながら作品を深く鑑賞する体験を創出します。また、大宮盆栽美術館、漫画会館、彩の国さいたま芸術劇場、鉄道博物館といった特色ある文化施設を核に、それぞれの専門性や物語性を現代アートの視点で再解釈します。来場者は作品やプログラムとじっくり向き合いながら、都市と文化の重層性を体感することができます。
【岩槻駅周辺】
交通の要衝として重視され、城下町・宿場町として栄えた岩槻の歴史的風情と、日本有数の人形の産地「人形のまち」として培われた文化が息づく落ち着いた環境を生かしたプログラムを展開します。岩槻人形博物館を核に、歴史的建造物や街並みなど象徴的な会場を活用し、地域固有の素材や技術に着想を得た物語性のあるプロジェクトを実施します。来場者がまちを歩きながら、歴史の奥行きに触れることで、歴史と現代が静かに交差する岩槻ならではの時間の重なりと静謐な魅力を体感できる構成とします。

※新たな会場は順次公開予定です。
【令和8年9月2日修正】
異なる端末においても画像のアスペクト比が維持されるよう、表示設定を調整しました。
スポーツ文化局/文化部/文化政策課 文化政策係
電話番号:048-829-1225 ファックス:048-829-1996