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更新日付:2026年4月1日 / ページ番号:C120207
令和7年に大宮盆栽村が100周年を迎えるにあたり、大宮盆栽村や盆栽に関わる皆さんに想いを語っていただきます。
今回は清香園4代目園主 山田 登美男さんです。
※インタビューの一部を抜粋・要約してご紹介しています。インタビューの全容は動画をご覧ください!
私どもは嘉永年間に初代の山田庄之助が東京の日暮里、今の鶯谷というところで開園して、170年近く盆栽をやっています。私は4代目に就いておりまして、もう5代目がスタンバイしておりますけども。

100周年というのはこの盆栽村を切り開いた先輩の選択されたパイオニアスピリット的な精神というものが大変今になってみれば素晴らしい出来事であったと、これがさいたま市の財産にも現在なっておりますから。これが非常に大きい街づくり、村づくりといいますか、基盤の目の六間道路とかですね、それは対面交通で馬車が通れるように自動車のない時代ですから、東京からお客様を招き入れようという風なね。
それから、非常に歴史がある大宮の氷川神社の距離感の近いところですから、文人墨客の東京のお客様を招き入れるとか、そういう背景があったと思いますよ。ですからそういう方々の大きいお力を得て今日があるというふうに感謝しております。
いろいろな思い出、楽しい思い出、その他の苦しい思い出もありますが、いずれにしましても良いものを作って感動を与えることで、社会にいくらかでも伝統文化を知っていただきご理解いただいて貢献していきたい、そういう願いも込めてずっとやってきているんですが、いかんせん社会情勢の変化が大きいものですから、盆栽村の中では5軒ぐらいの園に減っているということが大きい出来事だろうとは思いますけどね。
盆栽というのは家庭的に受け入れられないと、なかなか継続が難しいと思うんですね。私は外国の色んな国に招待されて、約20か国まわりました。
その間に感じたのは、韓国に参りましたとき、子どもさんを真ん中にして手をつないで、片手に盆栽を持っていたお父さんが楽しそうに歩いている風景にあいまして、外国でも大変盆栽を理解されているなと思いました。その時代、まだ日本は大人の男の世界ばかりなのでお客様は女性が少ないんですよ。そういう時代においてやはり非常に感じたことが多かったですね、日本もこうならなくちゃいかんと。盆栽というのは色んな方々にそして、特に女性に。

少々自慢になりますけれども、植竹小学校の生徒に盆栽用のクラブを作っていただいて、私も盆栽置き場を設計したんですけど、そういった協力をしまして、今では600名以上の卒業生が出来ています。そういう方々が大学を卒業して海外で盆栽の宣伝もしてくれる時代になった。
それから盆栽教室をやって、うちは大体8割ぐらいが女性ですから、約2,500名生徒さんがいますけど、非常に女性に盆栽を好きになっていただいた。こういう面は非常に盆栽界にとって新しいことだというふうにちょっと自負しているところでございます。ですから、これは日本の男性ももちろん、盆栽をやっていただいておりますけれども、底上げには非常にいい機会でこれから見通しが明るいだろうと思いますよ。
私が一番考えているのは盆栽文化というのは他の文化にちょっと遅れたんですよ、いろいろな面でね。それがようやくこれからの発展途上に緒に就いたという時代背景があって、非常に若い人たちに新しい創作意欲とか創造性とか盆栽文化の振興に努めていかれる時代にあるのかなと大いに期待しております。むしろこれからが楽しみな社会だろうと、世界観があるだろうと、盆栽というのは日本の景色を盆上に切り取っています。

それから共生できる、これは水とか空気と非常に関係があるんです。それが良い空気を人間も一緒に共生して、明るい四季の美しさを身近に楽しんでいただける非常に楽しい文化だと思いますので、我々プロは1鉢でも多く良い品物を後世に残せるように一生懸命精進しなくちゃいかん、そういう時代だと私は思っております。
スポーツ文化局/文化部/文化政策課 大宮盆栽村振興係
電話番号:048-714-9906 ファックス:048-829-1996