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大宮特別高度救助隊通信

更新日:2026年3月21日
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消防大学校「高度救助・特別高度救助コース第15回」への教育支援について

 大宮特別高度救助隊は、令和8年2月19日(木)に消防大学校で実施された「高度救助・特別高度救助コース第15回」において、訓練教育支援隊(指導員)として参加し、土砂災害対応に関する教育支援を行いました。

■ 午前:座学および活動展示

 午前中は、土砂災害に関する基本的知識の向上を目的とした座学が行われました。土砂の特性や土質に合わせた掘削手法など現場活動に直結する専門的内容について理解を深めました。
 その後、教育支援隊より、土砂災害発生時における緊急消防援助隊としての活動要領について展示を実施しました。実際の部隊運用を想定した活動の流れや安全確保の考え方、資機材活用の実例を示し、学生の理解促進を図りました。

■ 午後:土砂災害想定訓練

 午後は、学生を3分隊に編成し、3種類の土砂災害想定訓練を実施しました。各想定とも実災害を意識した内容とし、状況判断力、掘削技術、部隊連携能力の向上を目的に訓練を行いました。

【想定1】泥濘地における救出訓練

 泥濘地に要救助者1名が取り残されている状況を想定しました。隊員は足を取られ活動が制限される中、掘削しても泥が再流入する困難な環境下での救出活動となりました。足場の確保や排泥方法を工夫し、隊員同士で声を掛け合いながら効率的かつ安全に救出を完遂しました。

検索活動
泥濘地1
救出活動
泥濘地2
救出完了
泥濘地3
【想定2】急傾斜地崩落現場での救出訓練

 急傾斜地で土砂が崩落し、要救助者1名が埋没している状況を想定しました。二次崩落の危険を考慮しながら活動範囲を限定し、安全管理を徹底しました。下方向に土砂を流す一方向掘削及びベルトコンベアを活用して排土を効率化し、迅速な救出につなげました。

検索活動
一方向1
一方向掘削
一方向2
ベルトコンベアを活用
一方向3
【想定3】平坦地における埋没救助訓練

 土砂の崩落により平坦な場所へ土砂が流れ込み、1名が巻き込まれた状況を想定しました。周囲の土砂の安定性を確認した上で、すり鉢状に掘っていく安息角掘削を実施し、土圧の軽減と安全確保を両立させました。分隊内で役割分担を明確にし、確実性を重視した救出活動を展開しました。

安息角掘削
安息角1
救出活動
安息角2
 土砂災害は、いつ、どこで発生するか予測が難しく、その被害を最小限に抑えるためには高度な知識と技術、そして全国的な連携が不可欠です。大宮特別高度救助隊は、実災害を見据えた教育支援を継続し、全国の救助部隊とともに災害対応力のさらなる向上を図ってまいります。今後も、市民の皆さまの安全・安心を守るため、あらゆる災害に即応できる体制づくりに全力で取り組んでまいります。
訓練終了後 記念写真
集合写真

民間会社の協力で実現 実践的な土砂災害救助訓練

 近年、全国各地で集中豪雨や台風による土砂災害が多発しており、消防の救助隊にはより高度な知識と技術が求められています。当局では、こうした災害に迅速かつ確実に対応できるよう、さまざまな状況を想定した救助訓練を行い、隊員の技術向上に努めています。

 大宮特別高度救助隊は、大宮区天沼町2丁目にある株式会社オザワ様の多大なご協力のもと、令和7年12月11日(木)、13日(土)に土砂災害を想定した救助訓練を実施しました。

 今回の訓練では、降雨による土砂災害現場で発生することの多い泥濘地(ぬかるんだ地面)を想定した救助活動を行いました。泥濘地は乾いた土とは性質が大きく異なり、水分を多く含むことで足元が不安定となり、隊員の行動が制限されるほか、掘削中に泥が流れ込みやすいといった、救助活動を難しくする特徴があります。


泥濘地 救出訓練
オザワ差替え3
救助資機材活用時の歩行訓練
オザワ3

 特に、泥濘地を想定した訓練はこれまで実施する機会が少なく、隊員にとって非常に貴重な経験となりました。実際に体験することで初めて気付くことも多く、隊員の知識と技術の向上につながる大変有意義な訓練となりました。


訓練写真
差替4
訓練写真
オザワ差替え2
 実際の土砂環境に近いような状況で訓練を行う機会が限られている中、株式会社オザワ様には訓練場所の提供に加え、災害現場を想定した土砂の設置や環境づくりにもご協力いただき、実践的な訓練環境を整えていただきました。このような貴重な訓練を実施することができたのは、地域の防災活動に深いご理解を賜り、快くご支援くださった株式会社オザワ様のご協力によるものです。心より感謝申し上げます。

訓練終了後 記念写真
オザワ集合写真
 大宮特別高度救助隊では、今後も地域の皆様や関係機関と連携しながら訓練を重ね、災害発生時に市民の皆様の命と安全を守るため、救助技術のさらなる向上に努めてまいります。

消防大学校(警防科「土砂災害対策」)教育支援を行いました!

 消防大学校(東京都調布市)とは、総務省消防庁が設置する全国の消防職員のための最高教育機関です。消防行政、指揮、救急、救助、危険物、消防資機材など、より高度な知識、技術を学ぶ場所で各消防本部の幹部候補や専門部門の職員が全国から集まる教育施設です。
 大宮特別高度救助隊は警防科、救助科、高度救助・特別高度救助コースのカリキュラムの一つである「土砂災害対策」について、消防大学校からの依頼を受け、教育の支援を行っています。教育支援は、訓練の立案から講義、実技指導まで多岐に亘り、消防大学校学生の能力向上の一助となっています。 

 今回は、令和7年11月21日(金)に行われた警防科「土砂災害対策」の教育支援の一部を紹介します。
 教育支援当日は、土砂災害に対応するための基本的な講義からはじまり、消防大学校の敷地内に設営されている土砂訓練施設において、実働訓練として基礎訓練(土圧の体験、各種基本的な手技)、ブース訓練(土砂の排出方法の指導を含めた要救助者救出訓練)を大宮特別高度救助隊が支援する形での訓練が行われました。

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訓練の紹介:基礎訓練

 基礎訓練では学生の体の一部を土砂の中に埋めて、要救助者にかかる土圧を体験する訓練を行いました。土圧とは、土砂に巻き込まれた要救助者が受ける土の圧力のことを言います。これは、要救助者に対して非常に負荷の掛かるものであり、救出活動では土圧を軽減するため早急な土砂の排出が必要になります。この重要性を身をもって体験することで、救助活動の質を向上させる訓練です。

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訓練の紹介:掘削方法・救出訓練

 土砂の中に埋没した要救助者(訓練人形)を救出する訓練では、災害状況によって、すり鉢状に掘る方法(安息角掘削)や下方向に土砂を流しながら掘る方法(一方向掘削)といった方法を使って救出活動を行いました。学生同士の連携方法や掘削手技について理解を深める訓練です。

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 全国各地で土砂災害が発生している状況下、この教育カリキュラムの重要性は非常に高いと感じております。大宮特別高度救助隊は、今後も消防大学校での教育支援に全力で携わることで消防部隊の活動能力強化、消防力のさらなる向上に尽力して参ります。

海外でも活躍!国際消防救助隊の合同訓練を実施しました!

 国際消防救助隊とは、海外で大規模な災害が発生した際に日本の高度な消防救助技術と能力を提供するため全国の消防本部から選抜された精鋭部隊のことです。さいたま市からは救急救命士1名を含む11名の隊員が登録されています(大宮消防署からは6名が登録されています)。

梁破壊1
活動の支障となる瓦礫(梁)を破壊
要救発見
瓦礫の中に進入し、要救助者を発見

 令和7年11月6日(木)、7日(金)に、県内の登録隊員全29名が大宮消防署訓練場に集まり、埼玉県下国際消防救助隊員合同訓練が行われました。訓練は、地震災害の被災国において日本の救助チームを2手に分け、2箇所の現場で同時に活動、倒壊した建物の瓦礫に埋まった要救助者計4名を救出する、という内容で行われました。訓練には、国際緊急援助隊の医療チームや専門家チーム(建物構造評価)も参加し、それぞれの立場から「より安全に」「より確実に」「より迅速に」「要救助者のより良い予後」を目指し活動しました。 

医療
医療チームと救出方法について協議
SE
建物構造評価専門家と瓦礫の強度について確認

 大宮消防署特別高度救助隊は、訓練で培った技術を活かし、これからも皆様の安心・安全を守っていきます!

【大宮特別高度救助隊】令和7年度緊急消防援助隊埼玉県土砂・風水害機動支援部隊合同訓練を実施しました!

令和7年10月9日(木)と10日(金)に、日本工業大学多目的運動広場の敷地内で、埼玉県土砂・風水害機動支援部隊合同訓練を開催しました。
 この合同訓練は、埼玉県土砂・風水害機動支援部隊を編成する各消防本部が合同で訓練を実施するものです。
 今年は、埼玉東部消防組合消防局及びさいたま市消防局の企画により、土砂埋没と浸水域を伴った想定訓練を実施しました。
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土砂埋没
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浸水域

大宮特別高度救助隊は浸水域からの救出活動を主に行いました。この浸水域を想定した訓練は本合同訓練では初となる試みでした。
 今回の訓練は、近年発生している記録的な大雨による浸水被害により家屋が倒壊や流出をしたという状況を想定し、泥濘(でいねい)に埋もれてしまった要救助者を探し出して救助するなど、実践的な内容で実施することができ、学びの多いものでした。

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近年、多種多様化している自然災害に対応するために、大宮特別高度救助隊は今後も様々な訓練を積んでいきます。ホームページで随時、情報発信をしていきますので、ぜひご覧ください!

【大宮特別高度救助隊 】土砂風水害対応のプロフェッショナル・埼玉県土砂風水害機動支援部隊

 埼玉県土砂・風水害機動支援部隊は近年全国的に多発する大規模な土砂・風水害へ迅速に対応するために編成されている精鋭部隊であり、埼玉県内では「さいたま市消防局、上尾市消防本部、埼玉東部消防組合消防局及び深谷市消防本部(順不同)」によって組織されています。大宮消防署からは大宮特別高度救助隊が登録されており、国内での大規模災害発生時には救助工作車、資材車、小型救助車及び土砂災害対応資機材を活用し、人命救助活動を実施します。


資材車
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資材車 積載資機材一例
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高機能救命ボート
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小型救助車
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 大宮特別高度救助隊は土砂崩れや河川の氾濫など様々な災害に対応するため、県内で唯一、高機能救命ボート及び小型救助車を保有しています。しかし、これらを自在に取扱う技術は一朝一夕で身につくものではありません。そのため、隊員たちは日頃から救助技術向上のために厳しい訓練を欠かしません。被災者が土砂の崩落により埋められてしまった現場や急な水位の上昇により避難ができなくなってしまった現場など、様々な災害現場を想定した訓練を繰り返していくことで、どんな状況でも冷静かつ迅速な活動ができるように技術を養っています。


訓練写真(3)
訓練写真

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 大雨が降るたびに不安になる方も多くいらっしゃると思います。その方々の不安を少しでも取り除くことができるように、訓練だけでなくホームページによる情報発信もしていきますのでぜひ御覧ください。また、さいたま市消防局X公式アカウントでも様々な情報を随時発信しておりますので、ご興味のある方はそちらも御覧ください!


お問い合わせ先
消防局/大宮消防署/消防2課 
電話 048-648-6505
Eメールでのお問い合わせは、
こちらから。

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